バレーボールネーションズリーグ(VNL)の戦いを終えた女子日本代表が7月24日(金)に帰国した。同大会では予選ラウンドを8勝4敗の6位で通過。最終戦で逆転勝利を飾ってファイナルラウンドへの切符をつかんだが、準々決勝では予選ラウンドに続いてエースのガビ(ガブリエラ・ギマラエス)を欠くブラジルに敗れた。さまざまな課題と収穫を得た選手たちは、ロサンゼルスオリンピックの切符が懸かるアジア選手権に向け、チーム一丸となって再び歩み出す。
“相手よりも自分たち”
見つかった課題とつかんだ手応え
VNLでは優勝という目標を掲げて戦ったが、道半ばで戦いを終えた。石川真佑主将は準々決勝を振り返り、「相手よりも自分たちの問題。セッター以外の選手が上げる2本目やリバウンドを取って次に展開するプレーなど、よりプレーの精度を高める必要がある」と、厳しい表情で振り返った。目標には届かなかったが、チームはまだまだ成長中。石川主将は手応えも語った。
「昨年より試合中のベンチやコート内での会話が増えている部分はありましたし、チーム内での情報共有はそれぞれ意識して取り組めていたと思っています」
VNLは満足のいく結果で終えられなかったが、今年もっとも大事なのは8月21日(金)から中国で始まるアジア選手権だ。VNL予選ラウンドで全体3位の218得点をあげ、準々決勝でもチームトップの19得点と奮戦した和田由紀子は「強い相手に勝っていくためには、どんなときでもそれぞれが最低限の役割を徹底しないといけないので、みんなで支え合えるようなチームをつくっていけたら」と先を見据えた。
ロサンゼルスオリンピック出場を早い段階で決めることができれば、メダル獲得に向けた準備やチームづくりに時間を割くことができる。「ここからもう一回、自分たちの質を高めていけるような練習をしていきたい」と石川主将が語るように、大一番にピークを合わせることができるか。アジアの頂点に立つため、今年度最大の戦いが間近に迫っている。
文・写真/廣田充則(編集部)
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