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春高2024

月バレ!ザ・ワールド/vol.2-ポーランド女子-

  • 編集部取材
  • 2019.06.18

 Dzień dobry(ジン,ドブレ)!! 月バレ編集部のGUCII(グッチー)です。さぁ、現在実施されているネーションズリーグは女子大会がいよいよ大詰め。女子日本代表が18日から予選ラウンド最終第5週に臨みます。さて、気になる対戦国は…。

 それではご一緒に。月バレ!ザ・ワールド!

GUCIIの 月バレ! ザ・ワールド】vol.2

■『OVER 30S CLUB』へようこそ。ポーランドのエース、マルビナ・スマジェク

予選ラウンド第4週を終えて7勝5敗のポーランド(写真:FIVB)

18日にポーランド女子代表と対決

 

 5月中旬から開幕したFIVBネーションズリーグ2019女子大会は予選ラウンドが大詰めを迎える。ファイナルラウンドの開催国・中国を除く予選ラウンド上位5チーム入りを目指し、現在、7勝5敗(勝ち点21)で6位につける女子日本代表は、残り3試合に臨むことになる。

 

 第5週(保寧/韓国)の対戦国は、ポーランド、韓国、ドミニカ共和国。中でも、ポーランドは7勝5敗(勝ち点21)、セット率の差でわずかに日本が上回っており、何としても勝ち星を上げたい相手だ。

 

 さて、ポーランドといえば男子代表を思い浮かべる人も多いのでは? 2014年、2018年と世界選手権を連覇。そのチームで主将を務め、V.LEAGUEでもパナソニックパンサーズでトップレベルのプレーを披露しているミハウ・クビアクや、強烈なアタックを繰り出すバルトシュ・クレクなど、そうそうたる顔ぶれが並ぶ。来年の東京オリンピックでも、メダル候補の大本命といえるチームだ。

 

 一方の女子は、1952年世界選手権で銀メダル、1964年東京オリンピックや1968年メキシコオリンピックでともに銅メダル、と古豪のイメージが強い。FIVBランキングは26位(2018年10月最新版)で、ネーションズリーグにも“チャレンジャーチーム”として参戦している。とはいえ、2022年世界選手権女子大会はイタリアとの共同開催が決まるなど、ポーランド女子の機運は高まっている。今大会ではブラジルから勝利するなど、その兆しが見られているのは確か。また、チームに君臨する大エースの存在を抜きに語ることはできない。

 

 いま、ポーランド代表女子には、『30得点越え女王』がいるのだ。

Malwina Smarzek<マルビナ・スマジェク/身長191㎝/最高到達点318㎝/オポジット>

『OVER 30S CLUB』とマルビナ・スマジェク

 

 『OVER 30S CLUB』という言葉がある。直訳すれば、30得点越え倶楽部。FIVBの公式サイトで用いられている表現で、一試合30得点以上を叩き出した選手を、“倶楽部入りを果たした”と称する。

 

 各チームのエースアタッカーは必然として、試合の中で誰よりも多く得点を重ねるわけだが、30得点を超えるとなると、それはもう“大活躍”といえるだろう。

 

 昨年の男子世界選手権では日本代表のオポジット西田有志が、第1次ラウンドのアルゼンチン戦で30得点をマーク。世界三大大会デビューでさっそく“倶楽部入り”を飾っている。

 

 女子でも近年、上位チームには大型アタッカーがおり、中国のシュ・テイやイタリアのパオラ・エゴヌなどは、この倶楽部の常連客だ。

 

 そして、ポーランド女子代表のオポジット、マルビナ・スマジェク。彼女は、“OVER 30S QUEEN”とでも呼ぼうか。身長191センチ、最高到達点318センチから繰り出すスパイクを武器に得点を量産。ネーションズリーグ女子2018では、大会における一試合最多得点記録の「39」(タイ戦)を叩き出した。その得点能力は健在で今年は、自己記録を更新する驚愕の41得点をあげてみせた(ブルガリア戦)。

 

 日本はすでにそのプレーを直に味わっており、今シーズン最初の国際大会となったモントルーバレーマスターズでは、プール戦、決勝戦で2度対戦。いずれも20得点、28得点を喫し、試合も敗れている。

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