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【四国インターハイ2022】エース#3舛本が大活躍! 終盤で勝負強さを見せた鎮西が、粘る昇陽をストレートで退ける

  • 2022.08.06

※写真は敗れた昇陽

 

エース#3舛本の活躍で鎮西が4回戦に進出

 

8月6日、「令和4年度全国高等学校総合体育大会バレーボール競技大会(インターハイ2022)」男子大会3日目、決勝トーナメント3回戦、前回大会覇者の鎮西(熊本)は初出場の昇陽(大阪)と対戦。両セットともに拮抗した展開となったが、経験で勝る鎮西が終盤で勝負強さを見せ、昇陽を2-0で下し、4回戦進出を決めた。


【表】四国インターハイ2022「男子決勝トーナメント表」をチェック

第1セット、まず昇陽のサーブがネットして鎮西が先制すると、続けて鎮西#6井坂太郎のバックアタックが決まって2-0とリードする。しかし、昇陽が#7小山海皇のクイックで初得点を挙げると、鎮西にスパイクのミスが出て、すぐに同点に追いつき互角の展開。

 

その後、鎮西はエース#3舛本颯真の強打やブロックポイントなどで7-5とリードを奪うが、サーブやスパイクのミスなどが出て、昇陽が13-11と逆転し、タイムアウトへ。

 

点差を離されたくない鎮西は、連続得点が欲しい大事な場面でエース#3舛本がアタックで得点。さらに、#1平田悠真の一枚ブロックなども出て16-15と逆転に成功。一方の昇陽も、身長193cmの#4秦健太郎を中心に、#7小山、#5仲村正也らがアタックを決めて粘りを見せ、サイドアウトの応酬となる。

 

終盤、先に抜け出したのは昇陽。21-21の場面で、#5仲村が2本連続サービスエースを奪い、23-21とする。そして、互いに1点ずつ取り、24-22と昇陽のセットポイントの場面で、鎮西は#3舛本がスパイクを立て続けに決めて土壇場で追いつく。続くポイントは昇陽が#4秦のスパイクで取ったが、鎮西#3舛本がレフトからスパイクを決めて25-25とすると、ここで昇陽のスパイクが2本連続でアウト。鎮西が第1セットを27-25でもぎ取った。

 

第2セット序盤は、昇陽が#7小山の速いクイックと#4秦の高さのあるスパイク、そしてサービスエースなどで6-2とリードをつくる。追いつきたい鎮西は、#3舛本がサーブで相手を崩して連続ブレークに成功するなど、6-6と同点に。すると鎮西は#6井坂のブロックやスパイク、昇陽のスパイクミスなどで12-10と逆転に成功。

 

流れを取り戻したい昇陽がここでタイムアウトを取ると、タイムアウト後に連続して鎮西のミスが出て、昇陽は13-12と逆転。その後は、第1セットと同様に、息詰まるサイドアウトの応酬が続く。昇陽は#4秦を軸に#3生田宗原、#5仲村、#7小山らがコンビを生かした速い攻撃を繰り出していくのに対し、鎮西はエース#3舛本にボールを集めてポイントを重ねる。

 

緊迫感あるサイドアウトの応酬は終盤まで続いたが、先に抜け出したのは昇陽だった。20-20の場面で鎮西にサーブミスが出ると、相手の攻撃を拾って攻撃につなげた昇陽が2本連続でブレークし、23-20と点差を広げる。鎮西も1本ブレークし返したものの、先に昇陽が24-22とセットポイントを迎える。しかし、昇陽はあと1点が取れない。次の場面で#3舛本がスパイクを決めて鎮西が23点目を取ると、そのままブレークに成功し、24-24と同点に追いつく。

 

両者一歩も引かないまま、常に昇陽が先に得点し、鎮西が追いつくという展開は29-29まで続いた。しかし、最後に勝負強さを見せたのは経験で勝る鎮西だった。まずエース#3舛本がサーブで相手の攻撃を封じ、30-29とリードする形をつくる。その後、#3舛本のサーブがネットして相手に1点入るも、続いてバックアタックを決めて31点目を奪取。最後も、昇陽の攻撃を拾って#3舛本がセンターからバックアタックを決め切り、ゲームセット。各セット、終盤で前回大会優勝の底力を見せた鎮西が粘る昇陽をストレートで下し、4回戦へ駒を進めた。



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