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春高2024

セリエA[第23節]第22節が延期、今節も一部試合が中止

  • 海外ニュース
  • 2020.03.10

 ボンジョールノ! 世界最高峰リーグの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SERIE A』!! 残念なことに、新型コロナウイルスの感染拡大の影響はイタリア・セリエAにも及んでいます。第22節は全カードが延期、以降も無観客試合での開催が決定しました。そうして実施された第23節は中止の判断が下りた試合も。今後の動向はいかに…(Photo:Legavolley.it)

※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ

■“ヤング・ガンズ”が躍動のラヴェンナがホームでフルセット勝ち

[MATCH OF THE ROUND]

ラヴェンナ 3(25-20,24-26,18-25,25-22,15-13) ヴァレンティア

 昨シーズンはOPカミル・リチリキ(ルクセンブルク)の大ブレイクが光ったラヴェンナだが、そのリチリキは今季ルーベに移籍。ポイントゲッターを失った形となったラヴェンナはそこで、若手の有望株をチームに加えた。中でも注目を集めたのは身長202センチ、21歳のOPシャローン・バーノン-エバンス(カナダ)。代表でも将来を期待される大砲は、自身初となるイタリアでのプレーをスタートさせた。

 

 また、昨シーズンからプレーしていたOHダニエレ・ラビア(イタリア)に、OHフランチェスコ・レチネ(イタリア)という昨年のU21世界選手権準優勝メンバーがそろった。そうしてシーズン開幕序盤は3連敗を喫したが、その後は大型連敗もなく、着々と勝ち星を重ねてプレーオフ圏内につけている。

まだまだ荒削りだが、その打点の高さは一級品のエバンス(写真右)

 ホームにヴァレンティアを迎えた今節。ラヴェンナはエバンス、ヴァレンティアはOPアバウバカル・ドラメ(ブラジル)を中心に、両者激しい打ち合いを見せる。第3セットを奪われ、セットカウントを1−2としたところで、ラヴェンナはOHテイス・テルホルスト(オランダ)に代えて第4セット開始からレチネを投入。そのレチネが自慢の攻撃力を発揮して16得点をあげると、チームを逆転勝利に導いた。

 

 終わってみれば、エバンスがチーム最多28得点、レチネが2番目の数字をあげ、ラビアも13得点と続いた。また今季加入した20歳のMBアレックス・グロズダノフ(ブルガリア)も両チーム通じて最多5本のブロックポイントをあげるなど、まさに“ヤング・ガンズ”が威力を発揮したラヴェンナ。フレッシュパワーを象徴する勝ち星となった。

勝利の立役者となった“チェッコ”ことレチネ(写真中央)を祝福するラヴェンナの選手たち

************

ルーベ 3(22-25,21-25,25-18,25-22,15-13)2 トレンティーノ

 トップ4の直接対決は2セットダウンからルーベはMBシモーネ・アンザーニ(イタリア)に代えて、MBエンリコ・ディアマンティーニ(イタリア)を投入すると、そのディアマンティーニがチーム最多の4本のブロックポイントをマーク。チームとしても試合を通して計14本のブロックポイントをあげて、逆転勝利に成功した。

ルーベのOHイオアンディ・レアル(写真中央)は両チーム通じて最多25得点

モデナ 3(25-16,25-18,23-25,25-21)1 モンツァ

 年明けから無敗のモデナはホームでモンツァを迎えたこの試合もモンツァを下し、8連勝。4人が2桁得点をあげるトスワークが光ったSマイカ・クリステンソン(アメリカ)が試合のMVPに輝いた。

ファンに届け、オレたちの勇姿!! モデナの選手たちはスタンドへ勝利の喜びを表現

ヴェローナ 3(25-22,23-25,25-27,25-20,15-12)2 チステルナ(前ラティーナ)

 レジェンド・イズ・バック! 2019-20 V.LEAGUE DIVISION1 MENでジェイテクトSTINGSを優勝に導いたOHマテイ・カジースキ(ブルガリア)が、その戦いを終えてまもなく、2018-19シーズンをプレーしたヴェローナへカムバック。さっそく1番をつけてプレーし、その凱旋試合となった今節では23得点の活躍。あっぱれ!

セリエA史に残るレジェンド、カジースキ。そのパフォーマンスは衰え知らず

<第23節中止試合>

■パドヴァvs.ミラノ

■ピアチェンツァvs.ソラ

******そのほかの消化試合******

◆[第15節]ヴァレンティア 3(24-26,25-20,25-22,25-23)1 パドヴァ

 延期となっていた第15節(後半第2節)は現地2月21日にヴァレンティアで試合を開催。アウェーのパドヴァが第1セットを先取したものの、ヴァレンティアはOPアバウバカル・ドラメ(ブラジル)が最多4本のブロックポイントを含む24得点、OHティモテ・カルル(フランス)が21得点をあげて逆転勝利。

ヴァレンティアの攻撃を操るSミケレ・バラノビッチ(イタリア/写真中央)

◆[第25節]トレンティーノ 3(25-21,25-18,25-17)0 ソラ

 先立って現地3月2日に開催された第25節(後半12節)は、トレンティーノがソラを一蹴。OHウロシュ・コバチェビッチ(セルビア)がチーム最多16得点をマークした。

これ以降、セリエAは無観客試合を決定した

セリエA男子 レギュラーシーズン順位(round23終了時)》※第22週は未消化 ※ペルージャは休息週

1 ルーベ 18勝2敗(勝ち点53)▲

2 モデナ 17勝4敗(勝ち点52)▲

3 ペルージャ 18勝2敗(勝ち点51)▼

4 トレンティーノ 15勝6敗(勝ち点45)-

5 ミラノ 12勝7敗(勝ち点36)-

6 ラヴェンナ 9勝12敗(勝ち点26)▲

7 パドヴァ 8勝11敗(勝ち点25)▼

8 ヴェローナ 8勝12敗(勝ち点24)▲

9 モンツァ 7勝13敗(勝ち点23)▼

10 ピアチェンツァ 7勝12(勝ち点18)-

11 チステルナ(前ラティーナ) 5勝15敗(勝ち点16)-

12 ヴァレンティア 5勝15敗(勝ち点16)-

13 ソラ 1勝19敗(勝ち点5)-

※勝敗(勝ち点)。記号は前節からの順位推移

 

(責任編集:GUCII<坂口功将>)

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