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春高2024

WC2019男子/セット奪うもブラジルに敵わず4位確定

  • 日本代表
  • 2019.10.15

              

 10月14日(月・祝)、広島グリーンアリーナ(大アリーナ)にて男子大会10日目が行われた「FIVBワールドカップバレーボール2019」。世界ランキング11位の日本は、その第10戦でリオデジャネイロオリンピック金メダリストのブラジル(世界ランキング1位)と対戦。

   

 ブラジルは、両チーム最多の24得点をあげた31歳のアウトサイドヒッター、イオアンディ・レアルが躍動。ブルーノ・レゼンデの巧みなトスさばきを軸に高い組織力を見せ日本のディフェンスを翻弄すると、最終日を前に優勝(3大会ぶり3回目)を確定させた。また、日本は、優勝を懸けて正メンバーで臨んだブラジルに対しセットを奪取。ここまでベストスコアラー4位の西田有志や同ランキング5位の石川祐希も奮起すると、互角の戦いを見せたセットも。しかし、最後はオリンピック金メダリストの意地と勝負強さを前に敗れ、メダル獲得の夢は惜しくも敵わなかった。とはいえ、1991年大会以来の4位を確定させた日本。男子バレーボール界の歴史に新たな爪痕を残した。なお、戦評は以下の通り。

              

 日本の次戦は15日(火)、広島グリーンアリーナ(大アリーナ)にて、世界ランキング6位のカナダと戦う。いよいよ最終戦、集中力を保って勝ち切れるか。最後まで男子日本代表の戦いぶりに注目したい。

                

 また、Bサイトの広島グリーンアリーナ(小アリーナ)では海外勢の熱戦が繰り広げられる。小アリーナということで座席もコートから近いため、迫力あるプレーを目の前で観戦できる最高の環境となっている。世界の名プレーヤーたちのプレーをぜひ、会場で体感しよう! なお、大会詳細は大会公式サイト(FIVBJVAフジテレビ)にてご確認を。

                                     

     

 日本のスターティングメンバーは、石川祐希、山内晶大、西田有志、福澤達哉、小野寺太志、関田誠大、リベロは山本智大。

                        

 第1セット、序盤は西田を中心に得点を重ね、高速コンビバレーを展開する相手に応戦した日本。石川のバックアタックで9-9の同点にすると、その後も体を張ったプレーでボールをつなぎ、小野寺のクイックなどで食らいつく。しかし、15-17から相手のブロックに阻まれるなど 4 連続失点で引き離されると、最後も強烈なスパイクを前に連続失点しセットを失った。

  

 第2セット、山内のサービスエースなど3連続得点で好スタートを切った日本。5-2から相手のブロックやサービスエースで5連続失点を喫するが、すぐさま石川のアタックなど3連続得点。その後、石川がブロックに捕まるなど4連続失点するも、山内のブロックや小野寺のサービスエースなどで盛り返し両者一歩も譲らない展開に。それでも、15-15から福澤のブロックと石川のバックアタックでリード、粘り強く応戦し西田の得点でジュースへ持ち込んだ日本。リリーフサーバーで入った柳田将洋のサーブを起点に相手のミスを誘い連続得点をあげると、セットを奪い返した。

 

 第3セット、相手の連続サービスエースで0-5と日本は苦しい立ち上がり。相手の強烈なサーブと高いブロックを前に、思うように攻撃を展開できない。そこから、髙野直哉や柳田を送り込むなど交代策を講じるが、連続失点を止められず6-19と大きくブラジルに差をつけられた日本。しかし、柳田のスパイクから徐々に盛り返し、8-22から3連続得点。西田のサービスエースやコートに戻った石川、さらに柳田のスパイクで追い上げたが最後は届かず。セットを奪われた。

  

 第4セット、序盤からサイドアウトの応酬が続く。11-12からは西田や小野寺のアタックで3連続得点し逆転。直後に相手エースの攻撃などで3連続失点を許すが、それでも西田が力強いスパイクを決めてひっくり返した。終盤、22-20から相手のブロックポイントなどで3連続失点したものの、日本はジュースに持ち込み25-25。しかし、最後はブラジルの巧みな攻撃に対応できず連続失点。セットカウント3-1で敗悔しい敗戦を喫した。

                    

試合結果>

日本 1(17-25,26-24,14-25,25-27)3 ブラジル

 

<ベンチ入りメンバー14人>

※氏名(所属)/身長/ポジション

3 藤井直伸(東レアローズ)/183センチ/セッター

 大竹壱青(パナソニックパンサーズ)/201センチ/オポジット

5 福澤達哉(パナソニックパンサーズ)/189センチ/アウトサイドヒッター

6 山内晶大(パナソニックパンサーズ)/204センチ/ミドルブロッカー

 柳田将洋(ユナイテッド・バレーズ)/186センチ/アウトサイドヒッター

10 古賀太一郎(ウルフドックス名古屋)/170センチ/リベロ

11 西田有志(ジェイテクトSTINGS)/186センチ/オポジット

12 関田誠大(堺ブレイザーズ)/175センチ/セッター

13 髙野直哉(堺ブレイザーズ)/190センチ/アウトサイドヒッター

14 石川祐希(キオエネ・パドバ)/191センチ/アウトサイドヒッター

15 李 博(東レアローズ)/193センチ/ミドルブロッカー

16 髙橋健太郎(東レアローズ)/201センチ/ミドルブロッカー

20 小野寺太志(JTサンダーズ広島)/201センチ/ミドルブロッカー

22 山本智大(堺ブレイザーズ)/171センチ/リベロ

監督:中垣内祐一(公益財団法人日本バレーボール協会)

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