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春高2024

【男子世界バレー】西田が大爆発も、ベルギーに逆転負け

  • 男子日本代表
  • 2018.09.17

 日本はミドルブロッカー山内晶大の対角にチーム最長身の伏見大和を、また、期待のオポジット西田有志を、先発で起用した。

 第1セット、その伏見が、大学からVリーグまで所属を同じくするセッター藤井直伸と息の合ったBクイックを決める。また西田がライト方面から切れ味抜群のスパイクを炸裂させるなど、先行する展開に。そうして、伏見のクイックでサイドアウトを奪った10-7から、“西田劇場”が始まった。サーブ順が回ってきたところで、サービスエースを決めると、2本のスパイクも。観客の視線を一気に集める。そうして、19-14とリードして迎えた終盤。ふたたび西田が3本ものサービスエース!! 日本は6連続得点をあげ、第1セットを先取した。

 

レフティモンスター西田のパフォーマンスにイタリアのバレーボールファンも大興奮!!

 

 第2セットからベルギーはポイントゲッターのブラム・ファンデンドリースを最初から投入し、前日にスロベニアと激闘を繰り広げた主力メンバーたちをそろえる。より攻撃的になったベルギーに対し、日本は福澤達哉のスパイクや山内晶大のクイックで攻撃のリズムを作り、終盤までサイドアウトの応酬が続く。22-23の場面でベルギーは、トマ・ルソーがスパイクを決めセットポイントに。石川が1点を返すも、ドリーズが決め切りベルギーが第2セットを獲得した。

 第3セット、石川が相手ブロックに跳ね返され、序盤でベルギーがリードする展開に。8-13の場面で、西田がエンドライン上にサービスエースを決めたかと思われたが、チャレンジが入り、アウトの判定。その後、西田が得点を重ねるも、13-18からベルギーが4連続得点をあげ、このセットを決定づける。終盤で柳田将洋主将がコートに入り、得点したが、抵抗及ばず、ベルギーがセットを連取する。

 第4セット、序盤から拮抗した展開が続くが、ベルギーが17-18と1点リードした状況からルソーがスパイクにブロックと大車輪の活躍を見せ、5連続得点。ルソーは、アンドレ・アナスタージ監督と抱き合い、感情を爆発させた。ベルギーのマッチポイントから伏見がクイックを決めたが、直後のサーブでミスし、ゲームセット。ベルギーが逆転勝利を収めた。

 日本はこれで1勝3敗。第1次ラウンド最終戦で、何としても勝利を目指す。

 

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