gv-logo

春高2024

ITA20/21[第11節+α]サッビ復帰のチステルナがモデナに肉薄

  • 海外ニュース
  • 2020.11.27

 ボンジョールノ! 世界最高峰リーグの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SERIE A』!! 延期となっていた一部の対戦カードが、現地11月25日に実施されました。選手たちの頰には何やら赤い模様が…!?(Photo:Legavolley.it)

※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ

■古巣との一戦でサッビが復帰。チステルナ、モデナ戦でフルセットに持ち込む

[MATCH OF THE ROUND]

◆《第11節》モデナ 3(25-19,19-25,25-27,25-22,15-7) チステルナ

〔11/25@ラティーナ〕

 コロナ禍のため延期となっていた対戦カードのうち、3試合が現地11月25日に実施された。この日は『女性に対する暴力撤廃の国際デー』。選手たちは「No more violence on women」の思いを込めて、片方の頰に赤い印をつけてゲームへ臨んでいた。

 

 このうち、注目されたのは、2016/17シーズン得点王のOPジュリオ・サッビ(イタリア)が、ようやく今節から復帰したチステルナ。ここまで8試合を消化し、1勝しか上げておらず低空飛行が続く。リーグ屈指のスコアラーの復帰の復活、また、サッビ自身も2017/18シーズンに所属したモデナに“お礼参り”となるか、ファンの期待が集まった。

チステルナのベテランセッター、ダニエレ・ソッティーレ(イタリア)もタクトを振るった

 チームとしては延期が重なり、実に3週間ぶりとなった公式戦。チステルナはMBアーサー・シュワーツ(カナダ)とMBトビアス・クリック(ドイツ)がともに5本のブロックポイントをマークし、モデナのアタックをはね返す。そして、サッビも3本のサービスエースをあげるなど、シュワーツに並んでチーム最多15得点をマークし、さっそく存在感を発揮した。

 

 第2、第3セットを奪い、今季2勝目まであと一歩と迫ったが結果的に、OHモーリツ・カーリツェク(ドイツ)が最多20得点をマークしたモデナが勝利。それでも、チステルナのスロボバン・コバチ監督は「しばらく活動ができなかったけれども、持ちうる状態で選手たちが戦ったことには満足しています」と試合後にコメントし、8ヵ月ぶりのプレーとなったサッビについては「(復帰まで)期間を要したとはいえ、とてもよかった」と評価した。上位勢相手にフルセットに持ち込めたことは、大きな手応え。チステルナ、反撃開始だ。

サッビ(写真左端)も復帰し、チステルナはV字回復といきたい

************

◆《第8節》ペルージャ 3(21-25,25-20,25-21,25-22)1 ミラノ

〔11/25@ミラノ〕

 大砲OPジャン・パトリ(フランス)がコンディション不良のため、今節はOH石川祐希(日本)が代わりにセッター対角に入って、“トップ4”ペルージャ戦に臨んだミラノ。第1セットを獲得したものの、第2セット以降は巧みな選手起用を繰り出したペルージャから流れを取り戻すことができず、逆転負け。石川は16得点、OHスティーブン・マー(カナダ)が18得点と奮闘したミラノだったが、今季初の連敗を喫した。対するペルージャは、OHウィルフレド・レオン(ポーランド)が両チーム通じて最多27得点をマークした。

石川やMBマッテオ・ピアノ(イタリア/写真コート奥中央)の頰には赤い印が

◆《第9節》ヴァレンティア 3(25-18,22-25,25-23,25-23)1 トレンティーノ

〔11/25@トレント〕

 両チームがそろって、計16本のブロックポイントが飛び交った一戦。その中でもMBバルテレミ・シネニエズ(フランス)がチーム最多5本、MBエンリコ・チェステル(イタリア)が4本のブロックポイントをあげれば、攻めてはOHチボー・ロサール(フランス)がチーム最多22得点、OHトリー・デファルコ(アメリカ)が4本のサービスエースをあげるなど、各々が役目をしっかりと務め上げたヴァレンティアが勝利した。好調をキープする南イタリアの勇士たちが3位に浮上した。

チームのポイントリーダーをひた走るロサール(写真コート奥)

セリエA男子 レギュラーシーズン順位(round11一部終了時)》

1 ペルージャ 8勝1敗(勝ち点23)▲

2 ルーベ 8勝1敗(勝ち点23)▼

3 ヴァレンティア 7勝3敗(勝ち点19)▲

4 モデナ 6勝3敗(勝ち点17)▲

5 ミラノ 6勝4敗(勝ち点16)▼

6 ピアチェンツァ 5勝5敗(勝ち点15)-

7 モンツァ 5勝5敗(勝ち点13)-

8 トレンティーノ 3勝5敗(勝ち点10)-

9 ヴェローナ 3勝5敗(勝ち点9)-

10 パドヴァ 2勝9敗(勝ち点8)-

11 ラヴェンナ 1勝6(勝ち点6)-

12 チステルナ 1勝8敗(勝ち点5)-

※勝敗(勝ち点)。記号は前節からの順位推移

 

(責任編集:GUCII<坂口功将>)

  • 男子日本代表応援サイト2024
  • 女子日本代表応援サイト2024
  • 北海道インターハイ2023
  • NBPオンラインショップ

pagetopbtn