野瀬将平インタビュー【中編】イスラエルで「試合がうまくなっていく」
- 海外
- 2021.02.10
試合に出て、気づいたことを練習して上達
――それも試合に出る経験によって感じたことなんですね
そうですね。それと、試合に出ることで練習に生かせる気づきがあります。練習でフローターサーブに対するサーブレシーブをしていて、試合に出ていると、「あ、練習と感覚が違うな」って気がつけるんです。そうして試合で気づいたことはすぐに上達しますよ。試合に出て、気づいて、その上で対策して練習することはやっぱり違うのかなって思います。
――試合を想定して練習することは大切だと言われていますが、実際に試合を経験するとまた違うんですね
そうですね。もちろん前提として、練習は試合を想定してすべきです。僕は2年くらい前までは試合に出ていないから、想定しかできなかったんですよ。「橘(裕也・FC東京)さんはああしてサーブを受けているな」とか「清水(邦広・パナソニック)さんはこんなサーブ打ってくるんだ」とか。実際試合に出ると、そのギャップに気づくんです。そしてそのギャップを埋められるのが、試合に出たことでの気づきを生かす練習です。
――そうした経験はこの先も力になりそうですか?
僕はなぜ海外に来ているかというと、Vリーグで試合に出て活躍したいからなんですね。そのためなんです。なので、この経験がどういうものになっているのかは、日本に帰ってみないと分からないです。日本で試合に出てみて、イスラエルで試合に出ていた時と一緒の感覚だからいけると思うのか、Vリーグは違ったってなるのか。今はどうか分からないですね。でも評価基準を作ることができました。今までは比べるものがなかったんですが、今はイスラエルで試合に出ていた時はこうだったなと比べる基準を持つことができたのは大きいです。
野瀬将平インタビュー【前編】イスラエルで求められる自己管理能力
野瀬将平
1993年7月20日生まれ/福岡県大刀洗町出身/リベロ
東福岡高ではインターハイ、国体、春高に出場。慶應義塾大へ進み、U21日本代表として世界ジュニア選手権大会に出場。卒業後、2016年にFC東京入団。今シーズンはイスラエルリーグのハポエル・クファルサバへと移籍した。
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