斎田杏インタビュー【後編】楽しいバレーボールを自分のために
- 海外
- 2021.02.20
分かったふりをしないこと
――それが最初に所属したドイツリーグのシュヴァルツ・ヴァイス・エアフルトですね。不安はありましたか?
楽しみが大きかったので、不安は特になかったです。とにかく海外の選手と一緒にプレーできることが楽しみでした。というのも、日立にいた時に一緒にプレーした外国籍選手がみんないい人で、とても印象がよかったのでワクワクしていました。
――とはいえ苦労もあったと思います
最初は英語も小学生レベルでしたし、言葉に苦労しましたが、ドイツ人のルームメートがいたので、いろいろと助けてもらいました。他にもチームメートのアメリカの子とすごく仲よくなって、飲みニケーションで英語を教えてもらっていました(笑)
――海外で馴染んでいくために大事なことはありましたか?
遠慮をしないことです。日本人はシャイなので、言いたいことがあっても言わなかったりします。会話していて分かったふりをしたこともあったのですが、「分かってないでしょ!」ってバレていました(笑) 海外では自分からアクションを起こさないと気にかけてもらえないので、遠慮をしないことが大事かなと思います。言葉もすらすらと話せなくても、頑張って英語を話していると、「ゆっくりでいいから喋って」と真面目に向き合ってくれます。閉じこもるよりはトライする方がいいと思います。それと、つねに笑顔でいることです。笑っていればなんとかなります(笑)

スイスのスーパーカップでの優勝(写真:本人提供)
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