【春高バレー】「会場に来てない仲間の分まで」センターコートを彩った言葉たち
- 高校生
- 2021.03.06
今年1月に行われた第73回春の高校バレーのセンターコート。画面の奥にあった横断幕を覚えているだろうか。
「春は、来る!」
無観客開催となった春高のセンターコートに花を添えた
無観客で開催となった今年の春高バレー。本来であれば、チーム、学校関係者や父兄など応援団が座る場所に横断幕が設置された。これはフジテレビ春高バレー中継の企画として、正方形の布地に各出場校がメッセージを書き、それをつなげて作られたものだ。
桜を思わせる鮮やかな色で描かれた横断幕は迫力満点。センターコート脇に設置された光景を見たときには圧倒された、と近くで撮影していたカメラマンが言っていた。1マス1マスには学校名と高校生たちの思いやメッセージが書きこまれており、それらを読むだけでも春高バレーに懸ける思いが伝わってくる。
ここでその一部を紹介しよう。
「一球入魂」「広島に感謝と元気を届ける全力プレー」広島桜が丘(女子)
「最高の笑顔で最高のパフォーマンスを届けよう!」日立第二(女子・茨城)
「弱気は最大の敵」「近江高校3年生16本の矢」近江(女子・滋賀)
「基本に忠実に」「会場に来てない仲間の分まで」就実(女子・岡山)
「自分を信じて 仲間を信じて」和歌山信愛(女子)
「日本一」東福岡(男子)
「和を以って挑め」「スーパープレーは当たり前」鹿児島商業(男子)
「燃えろ市尼 日本一 凡事徹底」市立尼崎(男子・兵庫)
「チーム全員で最高の大会に!!」高松工芸(男子・香川)
「佐賀の呼吸」「佐賀しか勝たん」佐賀学園(男子)
ここにメッセージを書いた選手たちの中には、卒業式を終えて、新しい舞台へ旅立つ選手もいれば、来年の春高を目指し、切磋琢磨している選手もいることだろう。それぞれの春高を思い返すうち、また新しい季節が巡り来る。彼らの過ごした春高と、新たに迎える春に思いを馳せてみてほしい。
↓各高校が横断幕に書いたメッセージ↓