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石川祐希のミラノへ逆襲期す、ペルージャの選択は?【セリエA 準々決勝第2戦-見どころ】

  • 編集部取材
  • 2021.03.14

<男子ポーランド代表でも出場機会を得ているムザイ>

 

プレーオフを前にムザイを獲得

 

 ミラノとの第1戦で登場したのは、OPマチェイ・ムザイ(ポーランド)だった。身長207センチの高さもさることながら、リーチの長さを生かしたアタックが魅力で、2019/20シーズンにはロシア・スーパーリーグで得点王に輝いた。今季もロシアでプレーしていたが、今年2月初旬にペルージャに移籍加入。もっとも、ヘイネン監督は代表でもムザイを積極的に起用しており、プレーの良し悪しは知った仲。この時期に迎え入れたということは、タイトル獲得へのピースとしての期待もあるだろう。

 

 そのムザイが加入するまでファーストチョイスだったのが、OPテイス・テルホルスト(オランダ)。パンチ力のあるアタックで得点を重ね、昨季はラヴェンナで活躍、今季ペルージャに移籍加入した。サーブを打つ際には、チームメイトから「テイス!!」コールがかかり、ムードも高まる。ただ、ミラノ戦では敵将が男子オランダ代表を指揮するロベルト・ピアッツァ監督だったこともあってか、リザーブとしての起用にとどまった。

 

<テルホルスト(写真左)とエバンズ(同右)>

 

アタナシエビッチはラストシーズン

 

 テルホルストと同じく、ラヴェンナから今季移籍したのがOPシャローン・バーノン-エバンズ(カナダ)。なんといっても身体能力を生かしたアタックが持ち味で、代表でも高いポテンシャルの片鱗を見せつつある。とはいえ、まだ荒削りな部分が多く、今季はほぼ出番なし。磨けば輝く点はヘイネン監督の好みでもあり、今後の成長が楽しみな存在といえるだろう。

 

 そして最後は、ペルージャの顔。背番号14番は愛称“マグナム(弾丸)”、OPアレクサンダル・アタナシエビッチ(セルビア)だ。セリエAでのキャリアをペルージャでスタートさせ、初年度の2013/14シーズンから3季連続で得点王に輝いたアタッカーであり、代表でも2019年ヨーロッパ選手権では金メダルとベストオポジットに輝いた実績を持つ。昨季終了後に施した手術の影響もあってか、今季は本来のパフォーマンスとは遠いのが正直な印象だが、コートに立てばその存在感は絶大。すでに今季限りでの退団が決まり、8シーズンを戦ったこのチームで最後の国内タイトル獲得をにらむ。

 

<ファンの期待を集めるアタナシエビッチ(写真コート奥)>

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