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女子日本代表 奮闘及ばずストレート負け

  • 女子日本代表
  • 2021.05.01

 1年延期された、東京2020オリンピックの開幕まで3ヵ月を切った2021年5月1日に、そのオリンピックの会場となる有明アリーナで、女子日本代表は「リオデジャネイロオリンピック金メダリスト」、FIVB世界ランキング1位の中国と対戦した。

 

 2019年のワールドカップバレーからは約1年7ヵ月ぶりとなる国際試合で、日本は今年度代表初選出の籾井あきをスタメンセッターとしてコートに送り出した。第1セットは序盤から、リオの金メダリストをずらりとそろえた中国がサーブ、ブロック、そしてスパイクにハイレベルなプレーを連続して日本を圧倒。5-14と大差を奪われたが、日本も荒木絵里香主将のクイックや小幡真子のレシーブ、古賀紗理那のスパイクなどで意地を見せて連続得点をあげた。田代佳奈美とともに二枚替えでコートに入った長岡望悠も活躍を見せたが、終盤にミスが重なった日本は、そのままこのセットを失った。

 

 

 感染症対策の意味もあり、コートチェンジを行わなかった今大会。第2セットも日本は同じコート、同じメンバーでスタートした。古賀のフェイントで先制したものの、中国は鉄壁のブロックで日本の前に立ちはだかり、2-6、6-12と苦しい展開が続く。石川真佑の鋭いサーブからチャンスを作って黒後愛らのスパイクで追い上げ、11-12まで迫ったが、中国も世界ナンバー1アタッカーと名高い198㎝のシュ・テイを軸に得点し、再び点差をつけられてしまう。石川と代わって入った石井優希のスパイクや、籾井の奮闘もあって粘った日本だったが、このセットも中国に押し切られてしまった。

 

 

 後がなくなった第3セット、日本は石井、田代、長岡らが入った経験豊富なメンバーでスタート。同じくメンバーを交代した中国に対し、石井、長岡、古賀らが得点して8-7と、この日初めてリードしてテクニカルタイムアウトを迎えた。その後も田代の好レシーブや長岡のブロックで11-8と点差を広げたが、中国もシュ・テイの連続得点で試合は一進一退。とうとう21-21で追いつかれたが、石井の得点で24-22とセットポイント。その後は激しいラリーでも相手を振り切ることはできずジュースにもつれ込むと、チーム最多の17得点をあげた古賀の奮闘も一歩及ばず。中国にブロックを決められて惜しくもセットを落とし、日本はストレートで敗れた。

 

 

 たとえ世界一の相手であろうと、悔しい敗戦であることに変わりはない。試合後、中田久美監督は「若干硬さもあったと思う。高く、攻撃力のあるチームに対する強化をあらためて進めていかなければ」と話し、荒木主将は「見つかった課題を次につなげていきたい」とコメントした。

 

 

 籾井や山田二千華、林琴奈ら初めてシニアの国際大会を経験したメンバーに限らず、今回の試合は多くのメンバーにとって、そして日本にとっても有意義な場となったにちがいない。今後、イタリアで開催されるネーションズリーグを経て、再び有明アリーナの舞台に戻ってきたときに、この経験が生かされることに期待したい。

 

■試合結果

日本 0-3 中国

(16-25、18-25、29-31)


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