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東京2020ビーチバレーボール日本代表チーム決定戦女子 石井/村上(め)組が開催国枠代表に内定

  • ビーチ
  • 2021.05.24

 東京2020オリンピック開催国枠の出場内定をかけて開催された「東京2020ビーチバレーボール日本代表チーム決定戦」女子大会は5月22日(土)、23日(日)、東京都立川市のドーム立川立飛で行われた。今大会は6チームでの変則ダブルエリミネーション方式で、初日は1、2回戦と敗者復活戦の計6試合、2日目は準決勝、決勝の計3試合が行われた。

 

【写真】「東京2020ビーチバレーボール日本代表チーム決定戦」に出場した選手たち

 

 決勝には、準決勝で長谷川暁子(NTTコムウェア)/二見梓(東レエンジアリング)組にフルセットの末、逆転勝利を収め無敗で勝ち上がってきた鈴木千代(クロス・ヘッド)/坂口由里香(大樹グループ)組と、2回戦で鈴木/坂口組に敗れ、敗者復活戦から決勝まで駒を進めてきた第1シードの石井美樹(荒井商事/湘南ベルマーレ)/村上めぐみ(オーイング)組の対戦となった。

 

粘り強い守備とポーキーなどの上手さをみせた村上めぐみ

 

 第1セット序盤、お互いに不意をつくショットやツーなどで得点を重ね、一進一退の攻防が続く。石井/村上組は組織的な守備から粘り強くボールを繋ぎ、石井の強打、村上のショットで中盤13-8とリードする。鈴木/坂口組も15-14まで追い上げるが、終盤に石井/村上組が攻守から、多彩なコンビ攻撃で相手を翻弄しセットを先取する。

 

石井のサーブで、終始得点を重ねた

 

 第2セット、スタートから石井/村上組はサーブで相手を崩し、石井が切れのある強打、村上が技ありのポーキーを決め一気に8-3とリードする。鈴木/坂口組も追い上げようと必死に食らいつくも、中盤に石井のスピードのあるサーブでエースを取られ、その勢いのままに21-12で石井/村上組がセットを連取し、大会を制した。

 

幾度となく熱戦を繰り広げるも、決勝で敗れた鈴木/坂口(由)組

 

 優勝した石井/村上組の石井は「守るものもなかったので一球一球、魂を込めてやっていこうと思いプレーしたのがよかった」と振り返った。村上は「決勝は石井の決定力とサーブがとてもよかった。その分の点数差だと思う」と石井を称えた。

 

東京2020オリンピック開催国枠代表に内定した石井/村上(め)組

 

 東京2020オリンピックでの目標について聞かれると、石井は「時間はないが、今日のようなプレーをするために、もっと精度のよいプレーを固めていけるように残りの時間を調整してメダルを取りにいきたい」と語った。村上は「チームで掲げているメダル獲得に(今まで)たどりついたことはないが、そのための努力をやっていく。今日戦ってくれたみんなの思いを背負って、メダルを獲得できるようにしたい」と話した。

 

 なお、6月5日(土)、6日(日)に東京都立川市のTACHIHI BEACHで「東京2020ビーチバレーボール代表チーム決定戦」男子立川立飛大会が開催され、男子の開催国枠内定チームが決まる。

 

 

 

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