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洛南高・細田哲也監督が語る大塚達宣 初のオリンピックへ「目の色が変わった」

  • コラム
  • 2021.07.23
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世代を代表するエースとして活躍した洛南高時代の大塚

 

 

 自身初のオリンピックに挑む大塚達宣(早稲田大3年)は、3年生時に春高で優勝し、アンダーエイジカテゴリーで日の丸を背負うなど、高校時代に飛躍を遂げた。洛南高の細田哲也監督が、当時を振り返る

 

――大塚選手との出会いは覚えていますか?

 パンサーズジュニアに所属していて、高校生との合同の練習に来ていたときに初めて話しました。礼儀正しくて「ほんまに中学生? すごく好青年やな」という印象でしたね。学校の成績もいいと聞きました。

 選手としては体が大きく、高さは抜群にありました。また、背が高いとレシーブがおろそかになる選手もいますが、そこに関してはほかの選手と違いましたね。

 後からわかりましたが、バレーの話ではなく、体育祭や文化祭がおもしろいという話を聞いて、洛南に決めたと言っていました。高校生活も楽しみたいということでね。「実は…」って言われたので、「バレーで来てほしかったわ」って返しました(笑)

 

――高校時代の選手としての印象はいかがですか?

 昔からですが、洛南に来る選手は、上品というか、おとなしめの子が多いです。人としてはすごく立派ですが、勝負どころでちょっと優しさが出ているな、という場面もありました。ただ、2年生のときの春高府予選決勝(対東山)で、40点台(第2セットを41-43でセットを落とした)までいき、みんなが足をつって動けなくなった中で、最後は彼が全部決めて。あのあたりから男らしさが見えてきました。

 日本代表では(ネーションズリーグで)イタリアに行って、途中から目の色が変わってきたな、と感じました。本気モードというか、危機感が出てきているな、と。

 

 

3年生時の春高決勝でハイタッチする細田監督(右端)と大塚(右から2番目)

 

 

――高校時代は同級生に中島明良選手(早稲田大3年)、垂水優芽選手(筑波大3年)、山本龍選手(東海大3年)と、“洛南カルテット”と呼ばれる仲間たちとプレーしました

 大塚と中島は学力も高く、バレーに取り組む意識が全然違いました。僕らが何も言う必要がないというか、すごかったですね。

 彼らが1年生のときは、焦って潰したらあかんし、伸び伸びプレーしてくれたら、という思いで、特に何も言いませんでした。インターハイ予選までの2ヵ月くらいまでそうしていたら、「この監督は何も言ってくれない」という感じで、特に中島からは言われたこともありました。「そんなこと、(選手から)今まで言われたことないわ」と思いながらね(笑)

 そこから少しずつアドバイスをしました。1日1個でも、1年間で300個くらいになりますよね。中島は頭がいいので、一つ言われたことを忘れることがないので、だんだん言うことがいっぱいいっぱいになってね(笑) 言われた内容をすべて自分たちの課題にして、高め合っていけるので、大塚も含め、この子たちはすごいなと思っていました。

 セッターの山本はしょっちゅう先生に怒られていましたが、最後はキャプテンになりました。そこまで中島、大塚らが引っ張ってくれて、僕は何もせんでも助かりましたね(笑)

 

 

春高優勝後、“洛南カルテット”での一枚(左から大塚、山本、垂水、中島)

 

 

――大塚選手はいよいよ初のオリンピックを迎えます

 髙橋藍選手(日本体大2年)のレシーブ力もすごいですが、大塚も世界ユース(第15回世界ユース男子選手権大会[U19]/2017年)の頃からレシーブ面で期待されていたので、頑張ってほしいです。

 大塚と世代的に近いので、頑張っている姿を見るだけでも今の高校生はプレーが変わると思います。そうやって、インターハイに向けて意識を高めてくれればいいですね。

 

取材/田中風太

 

 

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