深澤つぐみ×めぐみ(就実) 最強ツインズが挑む最後の夏
- 高校生
- 2021.07.25
月刊バレーボール8月号(7月15日発売)では、7月27日からいしかわ総合スポーツセンター(石川)ほかにて行われる令和3年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)を大特集。男女出場全101チームの注目選手を紹介しています。今回は、昨年度の春高女子優勝校である就実高(岡山)の深澤めぐみ選手と深澤つぐみ選手の、本誌には掲載できなかった対談の内容をお届け。

(左から)深澤つぐみ、めぐみ
――県予選は全試合ストレート勝ちで優勝しましたが、西畑美希監督は「春高優勝メンバーに基本的なミスが多かった」と話していました
めぐ:試合が終わってから、レギュラーを中心にたくさんミーティングをしました。自分は1年生のときから試合に出ていて、チームの中でいちばん経験をさせてもらっています。安定したプレーをして、ミスをカバーし、後輩たちが思い切りプレーできるようにしたいです。
つぐ:決め切らないといけないボールを逃していたら勝てません。基本となるパスをしっかりセッターに持っていき、スパイクを決める体勢を作らないといけないと思います。
――3年生になってお互いにどんな部分が成長しましたか?
めぐ:自分もそうですが、(つぐみは)周りについていくだけでなく、みんなを引っ張る存在になりました。自覚や責任が生まれて、コートに入っているときの雰囲気が成長したと思います。
つぐ:インターハイ予選の前からキャプテンになりました。1年生のときは岡﨑(凜華/関西大2年)さん、2年生のときは大賀(みるく/京産大1年)さんがキャプテンとして練習中にいろんな人に声をかけ、私生活でも間違った行動をきちっと正す姿を見てきました。お二人と同じことをするだけではなく、もっとプラスアルファのことができるように心がけています。
めぐ:自分もキャプテンをしていましたが、(つぐみとは)「キャプテンとしてこうしたらいい」という内容ではなく、どうしたらチームがいい方向に進むか、という話をけっこうしています。
――1年生時に出場したインターハイでは優勝しました
めぐ:何のプレッシャーもなく、ミスを恐れずにプレーすることができたのは、自分のミスを必ず得点に変えてくれた当時の3年生の存在があったからこそ。ことしのチームは1、2年生がコートにたくさんいるので、自分が3年生として、彼女たちが思い切りプレーをできるような雰囲気をつくりたいです。
つぐ:1年生のときはスタメンで試合に出ることはあまりなかったですが、3年生は本気で話してくださったり、プレーでできないことがあっても補ってくださいました。そのおかげで成長できた部分もあるので、今度は自分たちが一人一人と向き合って、チーム全体のレベルが上がるようにしたいです。
――昨年度の春高優勝校として、周囲からもマークされると思いますが、ライバルのチームはありますか?
めぐ:すべてのチームが敵ですし、先ばかり見ていたら足元をすくわれると思います。どんな相手でも自分たちが持っている力を最大限出せるように、目の前の試合をしっかり戦いたいです。
つぐ:自分も同じで、一戦一戦にチャレンジャー精神を持って臨みたいと思います。
深澤つぐみ
ふかざわ・つぐみ/3年/オポジット・ミドルブロッカー/身長176㎝/最高到達点302㎝/就実中(岡山)
双子の姉めぐみと共に昨年度の春高では優勝に貢献。インターハイ県予選の前からキャプテンを務める
深澤めぐみ
ふかざわ・めぐみ/3年/アウトサイドヒッター/身長176㎝/最高到達点302㎝/就実中(岡山)
昨年度は2年生ながら春高で最優秀選手賞に輝く。今季最注目スパイカー
取材/田中風太
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