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第35回JOC杯プレビュー/最高到達点336センチの柏﨑祐毅や同299センチの中田藍美ら“金の卵”が集結

  • コラム
  • 2021.12.16

 中学生世代の全国大会として毎年年末に、大阪で開催されているJOCジュニアオリンピックカップ全国都道府県対抗中学大会(JOC杯)。昨年はコロナ禍のため中止となったが、今年の第35回大会は12月25日から無観客で開催されることが決まった。各都道府県の選ばれし選手たちが持ちうる力をぶつけ合い、披露する舞台。その注目選手を紹介する。

(※各数字は大会事務局の『選手資料集』より)

 

<将来を有望視される選手が一堂に会する(写真は前回2019年の第33回大会)>

 

ジェイテクトSTINGSのジュニアチームでプレーする逸材も

 

 男子からまずは身長を見ると、トップは長野県選抜の山下翔蓮(南箕輪中)で196センチ。2番目に京都府選抜のビヴォーネフランチェスコ武彦(京都御池中)が194センチ、3番目は岡山県選抜の神﨑優(金光学園中)で193.6センチと続く。

 

 神﨑は21年夏の全日本中学校選手権大会(全中)で銅メダルを獲得。最高到達点320センチの高さを生かし、相手ブロックが完成する前に打つクイックやライト側からの強打が魅力だ。元々はバドミントンに励んでいて、バレーボールを始めたのは中学からと競技歴は浅い。それでも「スパイクを決めたときの爽快感がたまりません」と、コート上で自身の武器を最大限に生かしている。

 

 岡山県選抜は神﨑を含め、190センチ越えの選手が3人。また、神﨑と同じ金光学園中の池田耕大も身長こそ173.9センチだが、コースの打ち分けが得意なエースアタッカーだ。

 

<ポテンシャル十分の神﨑(写真コート奥中央)>

 

 次に最高到達点を見ると、トップの336センチをたたき出しているのが、愛知県選抜の2年生、柏﨑祐毅(篠目中)だ。VリーグのジェイテクトSTINGSのジュニアチームでもプレーし、すでに名前の知られた存在。

 

 「選ばれて素直にうれしかったです」と県選抜入りの感想を語り、同時に「全国からたくさんの選手がいる中で、今の自分は特別ではなく、普通の選手の一人でしかありません。ですが、少しでも目立つような活躍ができるように頑張りたい」と意気込む。小学生時代には走り幅跳びで全国の記録集計の上位に入ったこともあるほどの身体能力が、いよいよ全国の舞台で披露される。

 

 なお、最高到達点の2番手は福岡県選抜の松下晃大(千代中)の331センチ、3番手は滋賀県選抜の中上烈(長浜北中)の330センチとなっている。

 

<STINGSジュニアでは2年生エースとしてコートに立つ柏﨑>

 

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