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春高2024

もう一つの男子日本代表 筑波大現役&OBコネクション 薩摩川内合宿レポート4

  • 日本代表
  • 2022.07.20

 

エバデダン選手(左)と小澤選手(右)

 

「ここを通過点として上へ」エバデダン ラリー選手

――今季、日本代表に初招集されました

 3月ごろ、代表選手として登録されることを知り、最初は戸惑いしかなかったですが、うれしいしありがたいこと。今回の合宿も筑波大から2人も選んでいただいてありがたい気持ちでいっぱいです。Vリーガーの方が多いなかで、一つ一つのボールに対する執着など、とても勉強になりますし、身になる毎日です。

 

――自身の強みをどう発揮しますか?

 ミドルブロッカーとしては世界から見ると大きいほうではないので、スピードや長年やっている勘を生かしたいですね。相手が打ちそうなところに手を出す、速い動きでスパイクを打っていくということを意識してやっています。打力勝負というよりは、相手の動きを見ながら、いないところに落としていく、というのが持ち味です。

 

――トップチームを目指して

 招集される以前から、代表に入り世界でプレーしたいと考えてきたので、今はまだ過程のつもりで頑張っていきます。Vリーグでもパナソニックで数ヵ月プレーさせてもらいました。今回の合宿にはパナソニックの選手もいますし、ほとんどが顔見知り、話をしたことのある面々で、緊張することなく参加できています。

 

――合宿所はどうですか?

 大きなお風呂もあって、アスリートに優しい施設だなと思います。

 

――今後の目標は?

 代表としてAチームに選出されること、そして大学でも自分の強みを生かしていきたいです。(学生生活)最後の全日本インカレで結果を残して、次のステージに自信を持って入れたらベストだと思うので、頑張ります。

 

 はつらつとした笑顔が印象に残るラリー選手。「インカレで結果を出して、鼻高々、じゃないですけど(笑) そんなメンタリティーでVリーグ入りしたいですね」と表現にも個性が光るエバデダン ラリー選手でした。

 

 

「プレーの幅が広がった」小澤宙輝

――今回はオポジットでの起用、アルゼンチンとの練習試合ではトスが集まっていました

 深津(旭弘)さん、永露(元稀)さんがいいトスを上げてくれましたし、アルゼンチンの強いサーブでも周りがパスを返してくれて、いい状況で自分のところにトスがきたので、決められたかと思います。

 

――好調を維持しているように見えます

 調子は悪くないですね。この合宿に来てからいろんなコーチ陣に指導していただいて、新たな技術を獲得できています。それが今の調子につながっていて、プレーの幅が広がったという実感があります。いつもはレフトでスパイクを打っていますが、今回ライトからのスパイクの打ち方を指導してもらいました。今までは高さを意識して長いコースを打つことが多く、コースを打ち分ける技術がなかったのですが、ライトスパイクのコースの打ち分けだったり、状況判断だったり。コーチ陣の指導に加えて、周りのレベルが高く、自然と自分で考えることが多くなりました。従来の自分のプレーでは通らないところを考えてプレーするようになったので、成長できたかなと思います。

 

――今後の目標は?

 自分のプレーに集中してやるべきことをやっていれば、結果もついてくるかなと思います。がむしゃらに自分の持ち味を出して、やっていきたいです。

 

 2018年(当時筑波大3年)の龍神NIPPON合宿以来の薩摩川内となった小澤選手。重量感のあるサーブ、スパイクを精力的に打ち込んでいました。

 

【次ページ】樋口裕希が感じた合宿の成果

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