gv-logo

定期購読

上村杏菜&德本歩未香(金蘭会) アジアNo.1コンビが目指す初の高校の頂点【四国インターハイ女子】

  • 学生バレー
  • 2022.07.27

 

 

令和4年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)が、女子は7月28日(木)から8月1日(月)に徳島で、男子は8月3日(水)から7日(日)に香川(男子)で行われる。大会直前に注目選手たちの声をお届け。7月4日から11日に行われ、日本が優勝した第21回アジアU20(ジュニア)女子選手権大会(カザフスタン)で、金蘭会高(大阪)のエース上村杏菜(2年)とリベロの德本歩未香(3年)が個人賞に輝いた。帰国後に出場した近畿大会でも8連覇に貢献し、いいイメージを抱いてインターハイに挑む

 

第21回アジアU20女子選手権大会で、笑顔で得点を喜ぶ#11上村【Photo:AVC】

 

 アジアU20選手権大会で最優秀選手賞とベストアウトサイドヒッター賞のダブル受賞。Vリーガー、大学生も名を連ねる中で、エースとして最高の称号を得たのが、高校2年生の上村だった。「身長も高くないし(168㎝)、いちばん年下。自分よりレベルが高い人ばっかりで、賞を獲ったけど「ほんまに?」って思いました(笑) うれしさよりも驚きのほうが強かったです」。

 

 初めて日の丸を背負い、苦労したのがチームスタイルである速いトス。助走をたっぷりとって、インパクトで爆発的なパワーを生む上村にとっては、なかなか持ち味を発揮できなかった。「日本のスタイルはトスが低いから、合わせようと頑張りましたが、なかなか合いませんでした。でも、スタッフの方から自分の打ちやすいトスでいい、と言われて」と現地入りしてから高いトスに変更。予選ラウンドで一度敗れた平均身長185㎝を超える中国とのファイナルでは、パワフルなスパイクで得点を量産した。ストレート勝ちでリベンジを果たし、日本に歓喜の瞬間をもたらした。

 

 高校2年生ながらアジアNo.1スパイカーに輝き、将来への期待も高まるが、上村は「ふふっ」と笑って答えた。「シニアのメンバーに入るんやったら、もっと成長しないとあかん、と思います。周りからも次はシニアやな、と言われますが、まずは高校での日本一。それを達成してから、そういうところも目指して頑張りたいです」。

 

 帰国し、金蘭会高に合流してから初の公式戦となった近畿大会(7月21日~23日)では、コンディションを考慮して23日の準決勝からコートへ。決勝の城南学園高(大阪)戦はなかなかエンジンがかからず、第1セットを落としたが、第2セットから本領発揮。最終第3セットには強烈なジャンプサーブで相手を崩し、立ち上がりから6連続得点と流れをつくった。自信を胸に、インターハイ本戦へ乗り込む。

 

 その今季注目のエースが「さすがです。いつもどおりすごかった」と絶賛したのが、金蘭会高のチームメイトで、同じくアジア一に導いた小さな守護神だ。

 

【次ページ】小さな守護神・德本歩未香

pagetopbtn