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埼玉上尾のルーキー山中宏予の笑顔と躍動を生む「それは、もったいないな」のポジティブシンキング

  • V1
  • 2022.11.28

 

 

 2022-23 VリーグのDIVISION1 WOMEN(V1女子)では上位勢が熾烈な争いを繰り広げている。中でも攻守で充実気配の埼玉上尾メディックスは、新人ミドルブロッカーの山中宏予が抜群の笑顔とフレッシュなプレーを披露している。

 

 

山中宏予(やまなか・ひろよ/1999年11月11日生まれ/身長181㎝/最高到達点314㎝/細田学園高〔埼玉〕→青山学院大→埼玉上尾/ミドルブロッカー)

 

【ギャラリー】後輩たちは今年度の春高に出場決定!! 細田学園高時代の山中宏予

 

大久保茂和 新監督も「100点」と評価

 

 11月26 日(土)、大田区総合体育館(東京)。ヴィクトリーナ姫路をストレートで下した埼玉上尾からは山中宏予がVリーガー・オブ・ザ・マッチに選出された。そのコートインタビューで山中は「私自身、3度目のスタメン。今日がどの試合よりも調子がよかったと思います」と照れくさそうに口にした。

 

 調子がよかった理由を試合後に聞いてみる。

 「スタメンだったこれまでの2試合とは自分自身、気持ちの変化があったと思っています。どこか相手チームに対して、圧倒されている部分があって、自分の攻撃が通らなかった場面で切り替えが遅かったのが反省でした。

 それはいちばんもったいないな、って。今日の試合は正直緊張もしていましたが、練習でやってきたことをしっかりと出せれば勝てる、と信じて臨みました。一緒にコートに入ってくださる方々は、安心して信頼できるメンバーばかり。私は自分のできることに集中しました」

 

 いざ試合ではチームの最初の得点をクイックで決めると、ゲームを通して両チーム最多4本のブロックポイントをマーク。大久保茂和監督は「就任1年目なので記者会見に慣れていなくて…、褒めちゃいけないんですかね」と笑いながらも、山中の出来について「100点だと思います」と目尻を下げた。

 

 

試合後、VOMの表彰を受ける山中。「たくさんの拍手をいただけたのが力になりました」とコメントした

 

AVCカップでベストミドルブロッカーに輝く

 

“それは、もったいないな”

 これは山中のモチベーションの源でもある。今年、山中は女子日本代表にも登録され、8月にはAVCカップに出場。全試合スタメンで起用されると日本の優勝に貢献し、自身も大会のベストミドルブロッカーに選ばれた。そこでも、前向きな気持ちで臨んでいた。

 「今までは大学がプレーする舞台だったので、海外の選手との対戦を体験する機会がありませんでした。ですが、そこで引け目を感じてしまうともったいないな、と再認識しました。

それに、AVCカップを戦うために設けられた、いわば即席チームなだけに、少しでも引いてしまえばチームとしてもまとまれないと感じたので。『私はこういう選手です』という姿勢をしっかりと出して大会に入りました。結果的に、自分もこれだけできるんだ、と肌で感じられましたし、視野がすごく広がりました」

 

 

AVCカップでは主力を担った(⑮が山中/写真:AVC)

 

 大会を終えてチームに合流すると、大久保監督の目には「ほんとうにモチベーションも志も高く取り組んでいる」姿が映った。チームのミドルブロッカーには、攻守で高い貢献度を示す在籍5季目のサンティアゴ・アライジャダフニやベテランの青柳京古ら実績ある面々が並ぶ中、即戦力ルーキーとして食い込み、シーズン序盤とはいえ指揮官も「もっともっとチーム内での競争力が高まってほしい」と期待を寄せた。

 

 

AVCカップ自体をモチベーション高く臨めたという(写真:AVC)

 

  • 熱血指導柳田将洋×岐阜成徳学園高
  • スポルティング×東山高

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