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春高2024

金蘭会高、下北沢成徳高を軸に将来有望な選手たちが頂点争い【さくらバレー2023】

  • 学生バレー
  • 2023.03.21

私立高校の日本一を決める第28回全国私立高校男女選手権大会(さくらバレー)が3月21日(火・祝)から24日(金)に東京・神奈川の各会場で行われる。新型コロナウイルスの影響で2大会続けて中止になっていたが、昨年3年ぶりに開催。昨年と同様、出場校はこれまでの男女それぞれ80チームから48チームずつに大幅に減少し、無観客開催で行われる。だが、昨年は20人までだった部員の入館人数制限を今大会は撤廃。仲間たちからの後押しを受け、熱い戦いを繰り広げる。今回は、女子の見どころをお届け

 

金蘭会高の上村杏菜(左)と下北沢成徳高のイェーモン ミャは今大会注目スパイカー

 

 2月に行われたU19女子日本代表候補合宿に参加した将来有望な選手たちが、今大会を引っ張っていきそうだ。

 

 同合宿に学校別で最多の7人が選出された金蘭会高(大阪)は、優勝候補の一角。今年の春高でベスト4に入ったチームからリベロ以外はスタメンがほとんど変わらず、経験豊富な布陣だ。昨年の第21回アジアU20(ジュニア)女子選手権大会でMVPに輝いたエース上村杏菜や、春高でも1年生ながらチームの中心として活躍した西村美波など、得点力の高いスパイカーばかり。前回大会は準優勝に終わったが、5年ぶりの頂点をつかむ力は十分ある。

 

 金蘭会高と同じく、将来が楽しみな選手が多いのが下北沢成徳高(東京)。1年生時からリベロでレギュラーの内澤明未キャプテン以外のスタメンは1年生だったが、2月の東京都新人大会で優勝した。身長184㎝の中田藍美、183㎝の柳千嘉、182㎝の河俣心海に加え、イェーモンミャ、後藤ビビアン愛音の両エースも期待大。伊藤崇博新監督のもと、全国大会初タイトルを目指す。

 

 東京都新人大会ではその下北沢成徳高に敗れ、準優勝に終わったが、共栄学園高(東京)も上位進出を狙えるチーム。中でも期待がかかるのが身長183㎝の秋本美空。高さを生かしたスパイクやブロックはもちろん、セッターとしてトスを上げる場面もあり、ポジションの枠にとらわれない。その秋本や同級生の木村響稀と宇都木乃愛のエースコンビなど、前回大会で入学前に高校バレーのキャリアをスタートした選手たちを軸に、第9回大会以来2度目の頂点に挑む。

 

 前回大会を制し、今年の春高でも優勝した古川学園高(宮城)や、北村萌恵ら経験豊富な選手が多い東京都市大塩尻高(長野)、中国大会準優勝の進徳女高(広島)も注目のチーム。昨年の第14回アジアU18(ユース)女子選手権大会で頂点に立った旭川実高(北海道)の笠井季璃など国際大会を経験した選手を擁するチームも、優勝戦線に食い込めるか。

 

 そのほかにも、東北大会で初優勝した米沢中央高(山形)、県で55年ぶりの優勝を飾った純心女高(長崎)、同じく30年ぶりの頂点に輝いた高岡龍谷高(富山)など、新人大会で栄冠をつかみ、勢いに乗って今大会に乗り込むチームからも目が離せない。

 

大会と同期間には令和4年度高校選抜候補第三次合宿 全国高校男女選抜強化合宿が行われ、主力が出場しないチームもある中、いかにベストなプレーを見せられるかも優勝へのポイントの一つになりそうだ。

 

 

【大会スケジュール】

3月21日(火・祝) 代表者会議

3月22日(水) 予選リーグ

3月23日(木) 予選トーナメント

3月24日(金) 準々決勝・準決勝・決勝

※準決勝・決勝は、毎日新聞デジタルにてライブ配信を予定

 

第28回全国私立高等学校男女選手権大会(さくらバレー)の組み合わせが決定

 

【前回大会】男子はエース佐藤遥斗を軸に駿台学園が連覇 大同大大同が過去最高の準V

 

【前回大会】さくらバレー 古川学園が女子の頂点に 阿部明音、タピア・アロンドラが驚異の得点力

 

【次ページ】前回大会最終日のフォトギャラリー

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