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春高2024

大会直前にはアクシデントも「自分たちらしい“泥んこバレー”ができた」【春高準優勝 誠英3年生座談会(前編)】

  • 学生バレー
  • 2023.03.24

1月の春高で誠英高(山口)を準優勝に導いた3年生のスタメン5人による高校ラストインタビューをお届け。全2回の前編は、その春高について。大会前にはアクシデントがありながら、初戦から実力を発揮した【後編はこちら

 

(1列目左から)岩城、平家、北窓(2列目左から)田川、吉村

 

――誠英高での3年間を終え、どんな思いが強いですか?

北窓 練習が結構つらくて、やっと終わるのか、という開放感はあります(笑) でも、誠英の練習はやらされるのではなくて、選手同士の協力的競争で高めていくので、充実感のほうが勝っています。

 

岩城 今、北窓が言ったように「やっと終わった」という思いも、「終わっちゃうのか」という思いもあります。

 

吉村 2人も言ったように、ほんとうに3年間きつかったです。でも、最後に春高で準優勝という結果で終わることができてよかったです。

 

平家 1年生のころは大会がなかったことが多くて、ほんとうに練習ばかりしていました。これから大会はあるのかなという気持ちが大きかったですが、最後に有観客開催で試合ができたし、やってきてよかったと思いました。


 

田川 みんなが言ったように、つらかったことは多かったけど、それ以上にやりがいもあり、メンバーもよくて、3年間やってよかったと思います。

 

――春高では結果を残しましたが、大会に臨む前の自信はいかがでしたか?

北窓 大会前の練習試合ではずっと勝っていて、チームとして自信はありました。でも、昨年末にほぼ全員がインフルエンザにかかってしまって。隔離になり、回復してからも個人練習をしていたので、顔を合わせる機会もありませんでした。全員がそろっての練習は(大会前日の)1月3日にしました。

 

岩城 12月に入ってからの合宿ではチームワークがよく、いいかたちで春高までいけていました。でも、大会まであと少しのところでインフルエンザにかかってしまって、不安は大きかったし、ほんとうに大丈夫かなと思いました。

 

平家 食事をまともに取れていない子もいたので、その部分でも心配が大きかったです。ほんとうに春高でプレーできるのかな、という思いはありました。

 

吉村 全然跳べていなかったり、少し動いただけで息切れする子もいたので、トスを上げていて大丈夫かなと思いました。

 

北窓 でも試合になると、きついよりは、楽しさが勝っていました。鼻づまりなどはあっても、体力面でのきつさはあまり感じなかったです。

 

平家 春高の舞台でやっとみんながそろうことができたのと、どんどん勝つことができて、両方でうれしい気持ちがありました。

 

田川 試合を重ねるたびに、だんだんいつものチームワークを取り戻していけてよかったと思います。


 

――決勝に至るまで、波に乗れたと感じる試合はありましたか?

北窓 練習したブロックがはまったり、サーブも決められたり。インフルエンザにかかる前の攻撃力もあまり落ちていなくて、初戦(対首里〔沖縄〕)で波に乗ることができたと思います。

 

岩城 初戦は緊張したり、崩れることが多いです。でも、自分たちは春高を経験した人が多かったこともあり、いつもどおりというか、インフルエンザ前のいい状態のまま迎えられたのは大きかったです。

 

勢いに乗った初戦の首里戦

 

【次ページ】準決勝、決勝について

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