連日の大観客。東京GB主催の有明コロシアムで中学生たちが“目撃”したVリーグ
- SV男子
- 2023.04.21

三宿中女子バレーボール部の部員たちの意識にも変化が
観戦後の部員たちに見られた変化
部員たちの姿は、高橋さんの目にはこのように映っていた。
「部員たちはそれぞれ、自分のポジションに寄り添って見ていたようです。セッターは『その位置からあそこまで上げるんだ!!』と目を丸くしていました。エースの島津は、相手のジェイテクトSTINGSの柳田将洋選手を見て、サーブレシーブからバックアタックに入る動きを注視していたようです」
島津選手に聞くと、特に見ていたのは柳田のほか、男子選手のサーブだという。
「どういうところを通せば、どのようにボールが落ちるんだろう、とボールの軌道や変化を見ていました。私もジャンプフローターやジャンピングサーブなど、いろんなサーブを打つので。普段の練習から、コースを狙うことを意識するようになりました」

2年生エースとして、さらなる活躍を誓う島津
三宿中は今年3月に東京農業第一高等学校(東京)で行われた「第5回農大カップ」に出場。島津はサーブでチームに流れを引き寄せた。またチームとしても3位の成績を収め、高橋さんは「Vリーグの試合を見たことで、バレーボールをプレーするうえでの考え方が、素人の域から少し出たのかなと感じます。決まったからすごい、ではなくて、決まるまでのプレーについて話す場面が増えました」と部員たちの成長を語った。
あの日、中学生たちはトップ選手たちのプレーを“目撃”した。それはきらびやかに映り、同時にプレーヤーとしては成長につながるきっかけをつかむ機会となった。
憧れの場。国内リーグの持つ価値が、そこには確かにあった。

東京GBvs.ジェイテクトの試合の様子
(取材・三宿中写真/坂口功将〔編集部〕 Vリーグ写真/中川和泉〔NBP〕)
駿台学園中男子 関隼翔「緊張しました」と両親の母校で東西交流杯優勝
駿台学園中男子が東西交流杯で優勝 65チームが参加し4年ぶりに開催
【次ページ】東京GB「満員プロジェクト@有明」の試合のフォトギャラリー
人気記事ランキング
春の高校バレー2026 男子インターハイベスト8の東北などが本戦出場を決める 全国各地で予選開催中【10/19~26・出場校一覧】
大塚達宣(ミラノ) 「来年また集まったときに、チームとしてどれだけ大きくなれるかを楽しみに」【日本代表を経てセリエAの舞台へ】
石川祐希(ペルージャ) 「いちばん充実していた」シーズンを超える1年に【日本代表を経てセリエAの舞台へ】
垂水優芽(チステルナ) 「これまでの道のりも、イタリアでの挑戦も、すべては3年後のために」【日本代表を経てセリエAの舞台へ】
少年男子は熊本県が優勝し鎮西高がインターハイとの二冠を達成 少年女子は岡山県が優勝 少年男女最終日の結果【わたSHIGA輝く国スポ2025】






















