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「起爆剤になる」荒木彩花が日本代表デビュー戦で突き上げたこぶしに込めたチームプレーの精神

  • 編集部取材
  • 2023.06.16

 

 

 バレーボールの2023年度代表シーズンが始まり、女子日本代表は現在、国際大会の一つ「ネーションズリーグ」を戦っている。5月下旬から6月初旬に名古屋で開催された予選ラウンド第1週で鮮烈なデビューを飾ったのが、ミドルブロッカーの荒木彩花(久光スプリングス)だ。

 

 

<荒木彩花(あらき・あやか/身長184㎝/最高到達点305㎝/東九州龍谷高〔大分〕→久光スプリングス/ミドルブロッカー>

 

【フォトギャラリー】ネーションズリーグ2023日本vs.ドミニカ共和国(20枚)

 

今年度代表初選出の荒木

 

 530日、日本ガイシホール(愛知)。日本はドミニカ共和国とのネーションズリーグ初戦に臨み、3-1で白星スタートをきった。試合後のコートインタビューではキャプテンの古賀紗理那(NECレッドロケッツ)、眞鍋政義監督に続き、今季代表初選出の荒木彩花が呼ばれる。

 

 インタビュアーから質問を投げかけられるが、荒木はマイクを手に固まった。その場面を本人は、こう振り返る。

「緊張していました(笑) まさかインタビューがあると思っていなかったので、まったく準備をしていなくて。マイクの声もあんまり聞こえなくて、必死に聞こうと思ったのですが…」

 時折、二の句が継げない姿は緊張そのもので、場内に温かい笑いが広がる。さっきまで、あれほど堂々とプレーしていたのに、といったところだろう。

 

 コートインタビューでようやく、荒木から笑みがこぼれたのは、「楽しかったですか?」とふられたときだ。

「楽しかったです!! 名古屋での試合はまだまだ続くので、ぜひチーム一丸となって戦うので、応援よろしくお願いします」

 観客に向かって、そう高らかに宣言し、荒木のデビュー戦は締めくくられた。

 

 

<試合よりも緊張? 試合後のコートインタビューに応える荒木>

 

劣勢の場面で同点に導いた連続得点

 

 ドミニカ共和国戦で、荒木は早々からインパクトを残した。日本は試合開始序盤に5連続失点を喫するなど、苦しい立ち上がり。第1セットは追う展開を強いられる中、荒木が勝負どころで得点した。

 

 16-18の場面で、まずはCクイック。アタック自体は試合開始早々にAクイックを打っていたが、そのときは相手に切り返されており、これが自身の代表初得点に。「自分はスパイクでもブロックでも1点を取れれば波に乗れるタイプなので。逆に打っても決まらない状況が続くと、ずるずると流れに乗りきれないので、決めることができて一つ、ほっとしました」と荒木。

 

 

<代表初得点はCクイック。「いい場面でトスを上げてもらいました」と荒木>

 

 続けざまに、今度は相手ミドルブロッカーのリスベル・エベのクイックをブロックシャット。すると、荒木はこれでもかと言わんばかりに、こぶしを突き上げた。

「チームとしての初戦、この試合で波に乗れないと苦しくなるのは自分たち自身だ、と個人的に考えていました。しかも競っている場面だったので、攻めないといけない反面、ミスを恐れてしまう場面でもありましたから。少しでも自分が何かチームのためにやれることはないか、と思いながらプレーしていました」

 

 荒木自身、2022-23 Vリーグではスパイク賞とブロック賞の個人二冠、さらにベスト6に輝くなど力を磨いてきた。日本代表はアンダーエイジカテゴリーを経験してきており、シニアは念願の舞台。そこで攻守両方による連続得点をマークし、しかもそれはチームを同点に導き、流れを引き寄せるもの。2得点以上の価値が、そこにはあった。

 

 

<洞察力を磨いたことで、持ち味を生かしたブロックはさらにレベルアップ>

 

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