髙橋藍がフルセット勝ちに貢献 背面打ち&フェイクセットで会場を沸かす
- 日本代表
- 2023.09.30
【Photo:FIVB】フィンランド戦-scaled.jpg)
【Photo : FIVB】
バレーボールのFIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023に出場している男子日本代表は、9月30日(土)に国立代々木競技場第一体育館(東京)で第1戦に臨み、フィンランドと対戦。第3、第4セットを落としたが、3-2で勝利した。
満員の代々木第一体育館を、髙橋藍が沸かせた。
1-0で迎えた第2セット2-2の場面では、セッター関田誠大からのトスに対し、ネットに背を向けながら、右手で相手コートへプッシュ。フランスのイアルバン・ヌガペトを彷彿とさせるテクニックの高いアタック得点でチームを勢いづけた。さらに、13-7からは西田有志へのフェイクセットで得点をお膳立て。第2セットを25-15で奪った。
天井から吊るされたカメラのワイヤーが1本切れて、試合が中断するアクシデントがあった第3セットも、高い集中力でプレー。サイドからは緩急の効いた攻撃で得点を重ね、23-24からはインナーへのスパイクと、ショートサーブでサービスエースを奪い、一時はセットポイントを奪い返した。
第3、第4セットを落としたが、第5セットにはこれまでのショートサーブが布石となり、9-6から強打でエースを決めた。その後は6連続失点を喫し、石川祐希キャプテンがベンチに下がったが、髙橋のバックアタックでサイドアウト。小野寺太志のサーブから立て直し、14-12から最後は髙橋がバックアタックで勝負を決めた。
コートインタビューでは「皆さんの力のおかげで勝ちきることができた」とファンへ感謝。次戦に向けて「フルセットでも勝ちきることができたので、それは非常にうれしく思います。でも、この1戦目で簡単に勝てる試合ではないことが危機感としてわかった。明日からまた気持ちを切り替えて、しっかりと日本のバレーで皆さんと一緒に戦っていきたいと思います」と引き締めた。

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