2025年に東京で開催される、耳が聞こえない人のための国際的な総合スポーツ大会・デフリンピックに出場するデフバレーボール男子日本代表チームと、V3男子の東京ヴェルディが、東京都パラスポーツトレーニングセンター(東京都調布市)で10月1日に強化試合を実施した。
世界トップレベルの強豪勢に食い込むべく今回、強化合宿を行ったデフ日本代表チーム。5セットを戦った強化試合では、粘り強いディグや、セット間に熱心なミーティングを行う様子が見られた。セットを奪うことはできなかったが、村井貴行監督は「世界と戦っていくわれわれにとって、ヴェルディのような高さのあるチームと強化試合ができる機会は非常にありがたい。(来年の)世界選手権やデフリンピックに向けて、今後も継続的に連携できれば」と話した。
東京ヴェルディの田島一浩監督は「東京ヴェルディバレーボールチームは、チーム創設以来、デフバレー日本代表チームと長年にわたり強化試合を行ってきた。彼らが世界大会で素晴らしい成績が残せるよう、またより多くの方に応援してもらえるように、今後も連携していきたい」とコメント。試合後は、東京ヴェルディ側でデフリンピックの応援メッセージ動画を撮影するなど、お互いに交流を深めていた。
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