第76回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高)は大会最終日を迎え、就実(岡山)と下北沢成徳(東京)による女子決勝が、1月8日(月・祝)に東京体育館(東京都渋谷区)で行われた。
三冠を狙う下北沢成徳(東京)と、2大会ぶりの優勝を狙う就実(岡山)の頂上決戦。
第1セットは、序盤から髙橋凪のスパイクなどでブレイクを重ねた就実が先行。中盤も流れは変わらず、比留間美晴のスパイクや、河本奈々子のブロックなどで連続得点を奪った就実がさらにリードを広げる。下北沢成徳も、イエーモンミャを中心に多彩な攻撃で挽回を図るが点差はつまらないまま、就実がセットを先取した。
就実ペースの展開は第2セットも続く。5-4から比留間のブロックや、髙橋のスパイクなど6連続得点で、完全にゲームを支配した就実がそのままセットを連取。
第3セット、比留間のサービスエースや、河本奈々子のツーアタックで連続得点を奪った就実が11-6で先行。後がなくなった下北沢成徳がここから小山明のサービスエースや、河俣心海のスパイクなどで怒涛の6連続得点。今年度二冠の意地を見せ、逆転。しかし、ライバルの逆襲にも就実は浮足立つことなく、すぐに再逆転。福村心優美のバックアタックなどでブレイクを重ね、引き離しにかかる。粘りを見せる下北沢成徳も、終盤に後藤ビビアン愛音のスパイクで2点差まで迫るも、最後は河俣のスパイクがアウトになってゲームセット。
終始、自分たちのペースで試合を進めた就実が、下北沢成徳の夢を打ち破り、2大会ぶり5度目の栄冠を手にした。
就実(岡山) 3(25-17,25-17,25-21)0 下北沢成徳(東京)
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