女子日本代表 VNL準決勝でブラジルに勝利し初の決勝進出
- 女子日本代表
- 2024.06.23
【写真:Volleyball World】
バレーボールネーションズリーグ(VNL)2024女子ファイナルラウンドはセミファイナルを迎え、日本(FIVBランキング7位)は6月22日(土)にバンコク(タイ)でブラジル(同1位)と対戦。フルセットで勝利し、VNL初の決勝進出を決めた。
日本はブラジルと今大会、予選ラウンドで対戦したときはフルセットで敗れている。男子日本代表がフィリピンでフランスに逆転勝利を飾ってから、30分と経たないうちにタイで始まった女子準決勝で日本はスタートダッシュに成功、幅広い攻撃を決めてリードした。11-4からブラジルは選手交代で追い上げに転じ、17-17で同点に。そこから19-22と逆転を許したが、途中出場した和田由紀子らの思いきった攻撃につなげて再逆転。セット先取に成功した。
第2セットも日本は10-5とリード。しかしブラジルの度重なる連続得点で逆転されると、両者素晴らしいディフェンスから見応えのあるラリーを展開したが、日本は一歩及ばずセットを取り返された。
第3セットは岩崎こよみや石川真佑の効果的なサーブで得点し、古賀紗理那主将の活躍もあって突き放す。終盤はブラジルの猛攻をしのいでこのセットをものにし、決勝進出へ王手をかけた。
この試合で初めてブラジルの得点から始まった第4セットは、なかなか相手のリズムを崩せない。それでも井上愛里沙や関菜々巳を投入するなど、0-6から少しずつ差を詰めて終盤には同点に追いつくも、わずかに届かず。ブラジル戦はまたしてもフルセットに突入した。
最終第5セットは山田二千華のサーブがさえる。宮部藍梨の連続ブロックで7-1としたが、ここからブラジルは5連続得点で猛追。それでも落ち着いてボールをつなぎ、古賀主将が得点を重ねてリードすると、最後は石川がスパイクを決めて15点目。初の決勝進出とメダル獲得、それも銀メダル以上を確定させた。決勝では、ポーランドを倒して勝ち上がったイタリアと、今大会で初めて対戦する。
■ネーションズリーグ2024女子ファイナルラウンド
セミファイナル
日本(FIVBランキング7位) 3-2 ブラジル(同1位)
(26-24、20-25、25-21、22-25、15-12)
■日本の第1セットスターティングメンバー
山田、岩崎、石川、荒木、林、古賀、リベロ福留
■日本のトップスコアラー(上位3人)
和田 21得点(アタック20得点、サーブ1得点)
古賀 18得点(アタック17得点、サーブ1得点)
石川 16得点(アタック15得点、ブロック1得点)
■日本の次戦(ファイナルラウンド決勝)
6月23日(日)20:30(日本時間22:30)
対戦相手:イタリア(FIVBランキング2位)
■次戦のテレビ放送、配信予定
BS-TBS 放送予定
U-NEXT 配信予定
※記事内のFIVBランキングは日本の試合前のもの
VNLに臨む女子日本代表選手のインタビューや対談などが掲載された月刊バレーボール販売中
2024年5月号はこちら
※このページにはアフィリエイトリンクが含まれています。提供されたリンクから加入を申し込むと料金が発生する場合があります
人気記事ランキング
山内晶大(大阪ブルテオン) 「やりたいことはできた」3年後につながる充実の鍛錬期を終えて 【日本代表を経て2年目のSVリーグへ】
関田誠大(サントリーサンバーズ大阪) ロサンゼルスオリンピックに対する本音は「わからない」 手術、移籍を経験した司令塔のこれから【日本代表を経て2年目のSVリーグへ】
「今までにないぐらい」の練習を乗り越えて 14年ぶりの府予選2位から初の連覇【インターハイ女子優勝 金蘭会高主力座談会(前編)】
全国屈指のサーブレシーブの秘けつは? 国スポに出られない分「春高では暴れるぞ」【インターハイ女子優勝 金蘭会高主力座談会(後編)】
山田大貴(東レアローズ静岡) 「やばいヤツ」や「もっとすごい」人たちに恵まれて 幸運なバレーボール人生を次のステージに【日本代表を経て2年目のSVリーグへ】






















