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SVリーグ2024-25

西村美波(東海大)と大森咲愛(筑波大) 金蘭会高出身ダブルエースの大学初対決は西村に軍配

  • 大学生
  • 2025.04.18

 春季関東大学バレーボールリーグ戦が412日に小田原アリーナ(神奈川)で開幕し、昨年のインターハイ女子で優勝に輝いた金蘭会高(大阪)でダブルエースを務めた、大森咲愛(筑波大)と西村美波(東海大)がそれぞれデビューした。翌13日にはさっそく2人の直接対決が実現。試合は東海大がフルセットにもつれ込む激闘を制して勝利した。

 

【試合結果】

東海大 325-2212-2525-1018-2515-11 2 筑波大

 

 

ブロックで得点し、喜ぶ西村(中央)

 

 

 筑波大戦に途中から出場した西村は、要所でスパイクやブロックを決めて勝利に貢献。前日は日本体大にフルセットで敗れたが、「落ち込んでいる暇ないよ」と先輩たちに声をかけられ、切り替えることができたという。高校と大学の違いについては「高さや力だけでは簡単に得点できない。しっかりとした意図をもってプレーしないといけない」と振り返った。対する大森は勝利した12日の敬愛大戦で第1セットのみプレー。翌日の東海大戦では、すべてのセットでスタートから出場し、チームトップタイの19得点と奮闘したが、惜しくも及ばなかった。「チームと個人の両面で慌ててしまうところがあった。連係の部分で自分が入りきれていないところがあるので、修正してよりチームに貢献していきたい」と、敗戦から前を向く。

 

 コートを離れれば毎日連絡を取り合うという2人が、お互いに「意識していた」と語った初のマッチアップが第1セット中盤に実現。西村が大森のブロックを利用して得点し、大森は「今日は自分の負け。絶対止められたので悔しい」とコメント。一方の西村は「(大森)咲愛のブロックをはじいてやろうと思っていて、してやりました」と笑顔を見せた。

 

 

昨年のインターハイ優勝後の大森(左)と西村。大学に入学しても変わらず仲がいいという

 

 

 大学でのスタートを切った両選手は、1年生ながらチームの主力として活躍が期待される。西村は金蘭会高の先輩であるセッターの中川さつきがきっかけで見ていた、東海大でプレーがしたいという思いで進学を決めた。「先輩方に支えられて、たくさんの経験をさせてもらっている。しっかり勝利に貢献できるようにもっと思いきりプレーしたい」(西村)。大森は「もっとセッターの(熊谷)仁依奈さんと合わせないといけない」と課題を語る。「トスが速く、自分がだまされるくらいスパイカーに振るのが上手。アンダー(エイジカテゴリー日本代表)で一緒にプレーして、『仁依奈さんのトスをもう1回打ちたい』という思いで(筑波大に)進学したので、自分ができることを最大限やっていきたい」と意気込む。

 

 高校と同様に下級生時からコートに立つ2人が中心となって、大学のカテゴリーを盛り上げていく。

 

 東海大は日本体大世田谷キャンパス(東京)で419日(土)に青山学院大と、20日(日)に日本大と対戦。筑波大は同日、明海大浦安キャンパス(千葉)にて、明海大および桜美林大と戦う。

 

スパイクを打つ西村

 

 

西村美波

にしむら・みなみ/身長177㎝/最高到達点298㎝/金蘭会高(大阪)→東海大1年/アウトサイドヒッター

 

 

大森は相手守備を崩すサーブが光った

 

 

大森咲愛

おおもり・さえ/身長172㎝/最高到達点298㎝/金蘭会高(大阪)→筑波大1年/アウトサイドヒッター

 

取材/廣田充則(編集部) 写真/山岡邦彦(NBP

 

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