男子日本代表 ドイツに逆転勝利で千葉大会白星スタート
- 日本代表
- 2025.07.16
髙橋 藍(左)と石川祐希(男子日本代表)【Photo:Volleyball World】
買取大吉 バレーボールネーションズリーグ(VNL)2025 千葉大会男子の初日、日本(FIVBランキング5位)は、7月16日(水)にドイツ(同8位)と対戦し、3-1で勝利した。
第2週ブルガリア大会を終え、5勝3敗で4位の日本は、自国開催となる第3週千葉大会の初戦で、ここまで4勝4敗のドイツと対戦。昨年、日本はVNL予選ラウンドではドイツに勝利したものの、パリオリンピックでは敗れている。いずれの試合もフルセットにもつれ込む接戦だった。スロベニア戦から大幅にメンバーを変更し、アウトサイドヒッターに石川祐希主将と髙橋藍、ミドルブロッカーに小野寺太志、リベロに小川智大をスタメン起用して試合に臨んだ。
第1セット、5-2から連続失点を喫して逆転を許した日本だったが、石川主将のサービスエースで同点に追いつく。その後、再びドイツにリードを奪われると、エバデダンラリーのブロックや小野寺のクイックなどで追い上げたが、届かずにセットを落とした。
第2セットは序盤から競り合う展開が続いたが、中盤に日本がリードを奪う。小川が強力なスパイクをレシーブしたり、ジャンピングレシーブでつなぐなど好守備を見せると、そのボールを宮浦健人と石川主将がそれぞれ決めてブレイク。流れをつかんだ日本が、セットを奪い返した。
第3セットは中盤に連続得点を奪ったドイツが先行し、そのあとはサイドアウトを取り合う展開に。終盤、髙橋のスパイクによる連続得点で追い上げると、ドイツのミスも重なり同点に追いつく。直後に宮浦のサービスエースで逆転に成功、最後は髙橋がスパイクを決めて連取した。
第4セットは立ち上がりから互いに譲らず一進一退の攻防が続いたが、中盤に髙橋のスパイクで連続得点しリードを奪った。そのあとも石川主将や髙橋のスパイクで確実にサイドアウトを重ねて、ドイツにブレイクを許さず、最後はリリーフサーバーの甲斐優斗がサービスエースを決め、逆転勝利を飾った。
VNLは今大会から男女それぞれ出場チームが16から18に、予選ラウンドの開催都市が各週2から3へと変更されて行われる。男女各18チームがそれぞれ3週間にわたり世界各国で予選ラウンドを行い、8チームによる決勝ラウンドで優勝を争う。
■ネーションズリーグ2025男子予選ラウンド
第3週千葉大会
日本(FIVBランキング5位) 3-1 ドイツ(同8位)
(21-25、25-20、25-23、25-20)
■日本の第1セットスターティングメンバー
宮浦、髙橋(藍)、小野寺、永露、石川、エバデダン、リベロ小川
■日本のトップスコアラー(上位3人)
石川 22得点(アタック19得点、ブロック2得点、サーブ1得点)
宮浦 20得点(アタック19得点、サーブ1得点)
髙橋(藍) 19得点(アタック19得点)
■日本の次戦(予選ラウンド第10戦)
7月17日(木)19:20
対戦相手:アルゼンチン(FIVBランキング9位)
■次戦のテレビ放送、配信予定
地上波TBS系列 7/17(木)19:00〜
U-NEXT 7/17(木)18:50〜
※記事内のFIVBランキングはすべて日本の試合前のもの
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