2025女子U21バレーボール世界選手権大会が8月7日(木)よりスラバヤ(インドネシア)で開催されている。8月7日から12日(火)にかけて行われた予選ラウンドで5連勝を飾り、D組首位でRound Of 16へと進んだU21女子日本代表は、13日(水)にRound Of 16でクロアチアに3-1で勝利し、準々決勝進出を決めた。
日本は予選ラウンド初戦でチリと対戦。試合を通じてチリにブロック得点で上回られるなどしてセットを1つ落としたものの、大森咲愛が両チーム最多の26得点と攻撃をけん引し、3-1で勝利を収めた。第2戦のタイ戦、第3戦のチュニジア戦、第4戦のブルガリア戦では、さまざまな選手を起用しながらいずれもストレート勝利を飾った。迎えた予選ラウンド最終戦はブラジルと対戦。無敗どうしの戦いとなったこの試合では、ブラジルにセットを先取されたものの、大森の19得点を筆頭に福村心優美(12得点)、上村杏奈(11得点)、伊藤一葉(10得点)の4選手が2桁得点をあげるなど、バランスのよい攻撃で逆転勝利を飾った。
予選ラウンドをD組首位で通過した日本は、B組4位で通過したクロアチアと対戦。この試合でも大森がチーム最多の17得点と攻撃を引っ張ったほか、伊藤(11得点)、井上未唯奈(10得点)のミドルブロッカー陣も2桁得点と奮闘し、3-1で勝利を収めた。
この大会はスラバヤ(インドネシア)で8月17日(日)まで開催される。出場24チームが各6チームの4組に分かれて1回総当たりの予選リーグを行い、各組上位4チームがRound Of 16へ進み、下位2チームがプレーオフ(17-24位)へ。Round Of 16の勝者は準々決勝へと進み、勝ち進んだチームが準決勝、決勝へと駒を進めて最終順位が確定する。
日本は次戦、8月15日(金)に準々決勝でトルコと対戦する。
【Round Of 16 8月13日(水)】
日本 3-1 クロアチア
(25-16、22-25、25-17、25-17)
■クロアチア戦の第1セットスターティングメンバー
花岡、渡部、伊藤、福村、大森、井上、リベロ内澤
【予選ラウンド第1戦 8月7日(木)】
日本 3-1 チリ
(25-15、21-25、25-16、25-10)
■チリ戦の第1セットスターティングメンバー
花岡、渡部、北川、西村、大森、柳、リベロ内澤
【予選ラウンド第2戦 8月8日(金)】
日本 3-0 タイ
(25-15、25-18、25-17)
■タイ戦の第1セットスターティングメンバー
花岡、上村、伊藤、福村、大森、井上、リベロ内澤
【予選ラウンド第3戦 8月9日(土)】
日本 3-0 チュニジア
(25-18、25-13、25-18)
■チュニジア戦の第1セットスターティングメンバー
花岡、大森、柳、福村、渡部、井上、リベロ内澤
【予選ラウンド第4戦 8月11日(月・祝)】
日本 3-0 ブルガリア
(25-19、25-17、25-12)
■ブルガリア戦の第1セットスターティングメンバー
花岡、上村、伊藤、福村、大森、井上、リベロ内澤
【予選ラウンド第5戦 8月12日(火)】
日本 3-1 ブラジル
(24-26、25-17、25-22、25-22)
■ブラジル戦の第1セットスターティングメンバー
花岡、上村、伊藤、福村、大森、井上、リベロ内澤
出場選手は下記の通り。
【U21女子世界選手権大会出場選手(12人)】
※ポジション表記はOH=アウトサイドヒッター MB=ミドルブロッカー S=セッター L=リベロ
<背番号/名前/所属/身長(cm)/ポジション>
1 熊谷仁依奈/筑波大3年/165cm/S ※キャプテン
3 柳 千嘉/デンソーエアリービーズ/185cm/MB
5 井上未唯奈/SAGA久光スプリングス/181cm/MB
6 渡部真夕/東京女体大1年/181cm/OH
7 伊藤一葉/NECレッドロケッツ川崎/179cm/MB
8 福村心優美/大阪マーヴェラス/178cm/OH
9 西村美波/東海大1年/177cm/OH
10 北川美桜/クインシーズ刈谷/176cm/MB
13 花岡千聡/東レアローズ滋賀/175cm/S
14 大森咲愛/筑波大1年/173cm/OH
16 上村杏菜/PFUブルーキャッツ石川かほく/167cm/OH
19 内澤明未/東京女体大2年/152cm/L
【監督】山口祐之(株式会社デンソー)
※所属・学年は2025年7月23日時点
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