女子ユニバ代表 ワールドユニバーシティゲームズ決勝でイタリアに敗れ準優勝
- アンダーエイジ
- 2025.07.24
FISUワールドユニバーシティゲームズ(2025/ライン・ルール)に出場していたバレーボール女子ユニバーシアード日本代表は、7月23日(水)にベルリン(ドイツ)でのファイナルラウンド決勝でイタリアと対戦。1-3で敗れ準優勝で大会を終え、銀メダルを獲得した。
日本は予選ラウンド初戦のフランス戦でストレート勝ちを収めると、第2戦のチリ戦では主導権を握り、いずれのセットでも相手の得点を15点以下に抑えて快勝した。予選ラウンド最終戦でもチェコをストレートで下し、失セット0で3連勝を飾った。
クオーターファイナルラウンド(準々決勝)ではチャイニーズタイペイと対戦。石倉沙姫が22得点と攻撃を引っ張り、この試合もストレート勝利を飾った。
セミファイナルラウンド(準決勝)ではブラジルと対戦。この試合はフルセットにもつれ込む接戦となった。第1セットはジュースの末にブラジルに押しきられ、今大会初めてセットを落とした日本だったが、続く第2セットを奪い返すと、そのあとは交互にセットを取り合う展開に。最終セットは序盤にブラジルを突き放して主導権を握った日本が制して決勝進出を決めた。この試合ではチーム全体で20得点を許すなど、ブラジルのブロックに苦しんだが、途中出場の阿部明音が宮部愛芽世(22得点)に次ぐ15得点をあげて勝利に貢献した。
ファイナルラウンド(決勝)ではイタリアと対戦。セットを先取され、続く第2セットは立て直して奪い返したが、第3、第4セットはいずれも序盤は競り合うも徐々にイタリアに点差を広げられて連取を許し、惜しくも優勝には届かなかった。この試合では宮部愛芽世主将と大山遼が2桁得点をあげるなど最後まで奮闘した。
■予選リーグ第1戦 7月16日(水)
日本 3-0 フランス
(25-9、25-18、25-16)
■フランス戦の第1セットスターティングメンバー
熊谷、石倉、大山、宮部、山地、本田、リベロ児玉
■予選リーグ第2戦 7月17日(木)
日本 3-0 チリ
(25-13、25-10、25-12)
■チリ戦の第1セットスターティングメンバー
熊谷、石倉、大山、宮部、山地、本田、リベロ児玉
■予選リーグ第3戦 7月18日(金)
日本 3-0 チェコ
(25-17、25-15、25-9)
■チェコ戦の第1セットスターティングメンバー
熊谷、石倉、大山、宮部、山地、本田、リベロ児玉
■クオーターファイナルラウンド(準々決勝) 7月20日(日)
日本 3-0 チャイニーズタイペイ
(25-22、25-21、25-20)
■チャイニーズタイペイ戦の第1セットスターティングメンバー
熊谷、石倉、大山、宮部、山地、本田、リベロ児玉
■セミファイナルラウンド(準決勝) 7月21日(月・祝)
日本 3-2 ブラジル
(29-31、25-17、20-25、25-16、15-10)
■ブラジル戦の第1セットスターティングメンバー
熊谷、石倉、大山、宮部、山地、本田、リベロ児玉
■ファイナルラウンド(決勝) 7月23日(水)
日本 1-3 イタリア
(19-25、25-21、16-25、14-25)
■イタリア戦の第1セットスターティングメンバー
熊谷、石倉、大山、宮部、山地、本田、リベロ児玉
【最終成績】
優勝 イタリア
準優勝 日本
3位 ブラジル
4位 ドイツ
5位 ポーランド
6位 チャイニーズタイペイ
7位 チェコ
8位 中国
9位 スペイン
10位 アメリカ
11位 モンゴル
12位 フランス
13位 チリ
14位 アルゼンチン
15位 オーストラリア
16位 インド
出場選手は下記の通り。
【女子】
※ポジション表記はOH=アウトサイドヒッター OP=オポジット MB=ミドルブロッカー S=セッター L=リベロ
背番号/名前/所属/身長(cm)/ポジション
1/宮部愛芽世/大阪マーヴェラス/173/OP・OH ※キャプテン
2/大山 遼/大阪マーヴェラス/177/MB
3/石倉沙姫/デンソーエアリービーズ/173/OH
4/山地梨菜/埼玉上尾メディックス/180/OH
5/児玉奈津美/NECレッドロケッツ川崎/167/L
6/本田 凜/筑波大4年/177/MB
7/飯山エミリ/東海大3年/185/MB
8/佐藤彩夏/東京女体大3年/176/OP
9/瀧澤凜乃/筑波大3年/183/OH・OP
10/阿部明音/筑波大3年/171/OH
11/熊谷仁依奈/筑波大3年/165/S
12/中川さつき/東海大2年/160/S
監督/今丸好一郎/東京女体大
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