2025女子バレーボール世界選手権のファイナルラウンドが開幕した。日本（FIVBランキング5位）は、8月29日（金）にバンコク（タイ）でタイ（同18位）と対戦。3-0で勝利し、準々決勝へと勝ち進んだ。
予選ラウンドで3連勝し、H組首位でファイナルラウンドに進出した日本は、A組2位で予選ラウンドを通過した開催国のタイと対戦した。両チームはネーションズリーグ2025の予選ラウンドで対戦しており、そのときは日本が逆転勝利を収めている。セルビア戦からメンバーの変更はなく、同じメンバーで試合に臨んだ。
第1セットの立ち上がりはタイに先行を許したが、島村春世の2本のサービスエースを含む連続得点で逆転に成功。さらに和田由紀子のスパイクなどでリードを広げる。タイに1点差まで迫られる場面もあったが、石川真佑主将のスパイクによる連続得点で引き離し、日本がセットを先取した。
第2セットは、立ち上がりから両チームの好守備が光り、長いラリーが続くなかで互いに得点を重ねる展開。終盤、相手のミスや佐藤淑乃のスパイクで抜け出した日本がセットを連取した。
第3セットは序盤に連続失点を喫し、リードを広げられたところで中川つかさと秋本美空を2枚替えで投入。そのあと島村のブロード攻撃やクイックによる連続得点などで追い上げ、宮部藍梨のサービスエースで20-20の同点に追いつく。そこから和田のスパイクなどで連続得点を奪ってタイを引き離した日本がストレート勝ちを収め、準々決勝進出を決めた。
世界選手権は今大会から出場チームが24から32に、開催年は4年ごとから2年に1度へと変更されて行われている。32チームが8組に分かれて1回総当たりの予選ラウンドを行い、各組上位2チームがファイナルラウンド（Round Of 16）へと進む。予選ラウンドの結果に応じてRound Of 16を行い、勝利チームは準々決勝へと勝ち進み、その後準決勝、3位決定戦、決勝を行って順位を決める。
日本は次戦、準々決勝でオランダと9月3日（水）に対戦。オランダはフルセットでセルビアを倒して勝ち上がっている。
■2025女子バレーボール世界選手権 Round Of 16
日本（FIVBランキング5位） 3-0 タイ（同18位）
（25-20、25-23、25-23）
■日本の第1セットスターティングメンバー
石川、宮部（藍）、和田、佐藤、島村、関、リベロ小島
■日本のトップスコアラー（上位3人）
石川 14得点（アタック13得点、サーブ1得点）
島村 12得点（アタック9得点、ブロック1得点、サーブ2得点）
和田 11得点（アタック11得点）
■日本の次戦（ファイナルラウンド 準々決勝）
9月3日（水）時間未定
対戦相手：オランダ（FIVBランキング8位）
■次戦のテレビ放送、配信予定（日本時間）
TBS系列 9/3（水）放送予定
U-NEXT 9/3（水）ライブ配信予定
※記事内のFIVBランキングはすべて日本の試合前のもの
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