女子日本代表 セルビアを下して開幕3連勝 グループ首位でRound Of 16へ
- 女子日本代表
- 2025.08.27
女子日本代表【Photo:Volleyball World】
2025女子バレーボール世界選手権の6日目、日本(FIVBランキング4位)は、8月27日(水)にバンコク(タイ)でセルビア(同8位)と対戦し、3-1で勝利した。この結果、日本はH組1位でRound Of 16へと進出した。
ウクライナ戦で逆転勝利を収めて連勝を飾った日本は、同じく予選ラウンド無敗のセルビアとH組首位を懸けて予選ラウンド最終戦に臨んだ。両チームはネーションズリーグ2025の予選ラウンドで対戦しており、そのときは日本が勝利していた。ウクライナ戦からメンバーを変更し、和田由紀子と小島満菜美をスタメン起用。なおセルビアは25日の試合で負傷したエース、ボジュコビッチがメンバーから外れた。
第1セットは、序盤に石川真佑主将と和田のスパイクによる連続得点などでリードを奪うと、その後も島村春世のクイックなどでリードを広げた。終盤にセルビアの猛攻を受けて同点に追いつかれたが、最後は佐藤淑乃のサーブで乱れたボールを島村がダイレクトで決め、セットを先取した。
第2セットの序盤は競り合う展開となったが、中盤に連続失点を喫してセルビアにリードを許した。相手のミスや和田のスパイクで連続得点をあげて同点に追いつくと、その後は互いに譲らずジュースにもつれ込んだ。先にセットポイントに到達されるも、最後は和田がサービスエースとスパイクを連続で決めてこのセットも制した。
第3セットは序盤にブレイクを重ねたセルビアが前に出る。その後はサイドアウトを取り合う展開となり、日本は流れを変えるために中川つかさと秋本美空を2枚替えで投入。秋本のスパイクによる連続得点などで追い上げ、終盤に同点としたが、逆転には至らずこのセットを奪われた。
第4セットの立ち上がりは一進一退の攻防となったが、宮部藍梨のクイックや石川主将の連続サービスエースなどで流れを引き寄せると、島村の連続得点でさらにリードを広げた。そのあとも小島を中心とした安定感のある守備を見せた日本が、セルビアに逆転を許さず、開幕3連勝。H組1位でRound Of 16進出を決めた。
世界選手権は今大会から出場チームが24から32に、開催年は4年ごとから2年に1度へと変更されて行われる。32チームが8組に分かれて1回総当たりの予選ラウンドを行い、各組上位2チームがファイナルラウンド(Round Of 16)へと進む。予選ラウンドの結果に応じてRound Of 16を行い、勝利チームは準々決勝へと勝ち進み、その後準決勝、3位決定戦、決勝を行って順位を決める。
日本は次戦、Round Of 16でA組2位のタイと8月29日(金)に対戦する。
■2025女子バレーボール世界選手権予選ラウンド
日本(FIVBランキング4位) 3-1 セルビア(同8位)
(25-23、30-28、23-25、25-18)
■日本の第1セットスターティングメンバー
石川、宮部(藍)、和田、佐藤、島村、関、リベロ小島
■日本のトップスコアラー(上位3人)
石川 19得点(アタック17得点、サーブ2得点)
和田 15得点(アタック14得点、サーブ1得点)
佐藤 13得点(アタック13得点)
■日本の次戦(ファイナルラウンド Round Of 16)
8月29日(金)時間未定
対戦相手:タイ(FIVBランキング18位)
■次戦のテレビ放送、配信予定(日本時間)
TBS系列 8/29(金)放送予定
U-NEXT 8/29(金)ライブ配信予定
※記事内のFIVBランキングはすべて日本の試合前のもの
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