2025男子バレーボール世界選手権の決勝が9月28日(日)にマニラ(フィリピン)で行われ、イタリアがブルガリアを3-1で下して優勝を飾った。男子世界選手権は全日程が終了し、最終順位が確定した。予選ラウンドで1勝2敗、G組3位だった日本は、最終順位は23位で大会を終えた。
決勝に進出したのは、前回大会王者のイタリアと、準決勝でチェコを下したブルガリア。この試合はイタリアがセットを先取すると、勢いそのままに2セット目も奪って優勝に王手をかけた。あとがなくなったブルガリアが意地を見せて第3セットを奪い返したものの、続く第4セットでは、中盤から流れをつかんだイタリアが突き放し、2022年大会に続いて連覇を達成した。
同日に行われた3位決定戦ではネーションズリーグ2025王者のポーランドが3-1でチェコを下し、銅メダルを獲得した。
今大会から出場チームが32チームに拡大されたなか、日本は予選ラウンドで1勝2敗のG組3位に終わり、決勝ラウンド進出の条件であるグループ上位2位以内に届かず、予選敗退となった。1974年大会以来のメダル獲得を目指して臨んだが、日本の最終順位は23位にとどまった。
大会終了に伴い個人賞が発表され、イタリアのアウトサイドヒッター、アレッサンドロ・ミキエレットがMVPに選ばれた。
決勝、3位決定戦の結果と最終順位、個人賞は下記の通り。
■9月28日(日)
【ファイナルラウンド決勝】
イタリア 3-1 ブルガリア
(25-21、25-17、17-25、25-10)
【ファイナルラウンド3位決定戦】
ポーランド 3-1 チェコ
(25-18、23-25、25-22、25-21)
【最終成績】
優勝 イタリア
準優勝 ブルガリア
3位 ポーランド
4位 チェコ
5位 アメリカ
6位 トルコ
7位 ベルギー
8位 イラン
9位 アルゼンチン
10位 セルビア
11位 スロベニア
12位 チュニジア
13位 オランダ
14位 カナダ
15位 フィンランド
16位 ポルトガル
17位 ブラジル
18位 フランス
19位 フィリピン
20位 キューバ
21位 ドイツ
22位 カタール
23位 日本
24位 ウクライナ
25位 エジプト
26位 コロンビア
27位 韓国
28位 リビア
29位 ルーマニア
30位 中国
31位 チリ
32位 アルジェリア
【個人賞】
MVP
アレッサンドロ・ミキエレット(イタリア)
ベストセッター
シモーネ・ジャネッリ(イタリア)
ベストオポジット
ユーリ・ロマノ(イタリア)
ベストアウトサイドヒッター
アレッサンドロ・ミキエレット(イタリア)、アレクサンダル・ニコロフ(ブルガリア)
ベストミドルブロッカー
アレックス・グロズダノフ(ブルガリア)、ヤクプ・コハノフスキ(ポーランド)
ベストリベロ
ファビオ・バラーゾ(イタリア)
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