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東京グレートベアーズが2025-26シーズンの記者会見を実施 「チャンピオンシップで、一戦でも多く東京で戦う」

新たな目標へ。挑戦は始まっている ©︎ TOKYO GREAT BEARS

 新たな目標へ。挑戦は始まっている ©︎ TOKYO GREAT BEARS

 

 

 大同生命SVリーグ男子2シーズン目の開幕を前に、東京グレートベアーズが108日(水)、国立代々木競技場第二体育館(東京)で記者会見を開催した。カスパー・ヴオリネン監督、キャプテン古賀太一郎、新副キャプテンの柳田将洋をはじめ、新加入を含む19選手が登場。平日の14時という時間帯にも関わらず、昨年の同イベントを大きく上回る数のサポーターが駆けつけ、開幕に向けて気持ちを一つにした。

 

 

カスパー・ヴオリネン監督 ©︎ TOKYO GREAT BEARS

 

 

昨季以上の観客動員を目指しサポーターにも協力を要請

 冒頭、株式会社グレートベアーズの久保田健司代表取締役は、今シーズンの目標として「1万人プロジェクト」「ホームゲーム動員数12万人」「チャンピオンシップ(以下、CS)で一戦でも多く東京で戦うこと」を掲げた。特にホームゲーム動員数は、昨シーズンに達成した10万人をさらに2万人上回る数字を提示。「連日の観戦となると『来週はパス!』と言いたくなる気持ちもわかるが、そこをみんなで乗り越えて12万人を目指したい」と、“リルベア”の愛称で呼ばれるサポーターたちに笑顔で協力を呼びかけた。

 

 カスパー監督は「今シーズンは、スタッフも選手も新たに加わり、戦力が強化されている。特に、日本人選手はどのポジションにも均等にレベルの高い選手がそろっている。そうした選手とともに、皆さまと初戦を迎えられることを楽しみにしている」と意気込んだ。

 

 

ヤン・コザメルニク(左)と村山豪。いずれも新加入

 

 

各国代表クラスの選手が新戦力に

CSでの上位進出を狙う

 

 今シーズン、東京GBの最大の注目点は、新加入選手の層の厚さだ。スロベニア代表のヤン・コザメルニクは、今年のネーションズリーグでチームは4位ながらもベストミドルブロッカーに選出された実力の持ち主。今回が日本のリーグで初のプレーとなるが、SVリーグを選んだ理由について「毎年レベルが上がっている、世界でも数少ないレベルの高いリーグだと思う。こうした進化したリーグでプレーすることは、自分のブロックやスパイクを向上させる上で必要だと考えている」と語る。

 同じく、日本のリーグでは初プレーとなるルチアーノ・ヴィセンティンはアルゼンチン代表。ドイツ、トルコ、ポーランドなどのリーグを渡り歩いてきた彼は、チームについて次のように話す。「東京GBはスピードを意識したバレーボールを求めている。これは初めての挑戦になるが、私としてもそれを実現させるプレーのできるコンディションは整っており、やっていけると信じている」

 

 

ルチアーノ・ヴィセンティン(左)と、早稲田大1年の川野琢磨


 この2人に加えて、ポーランド代表のバルトシュ・クレク、昨シーズンも活躍したアレックス・フェレイラを合わせると外国籍選手は4人となる。さらに、2022年から日本代表に選ばれている村山豪がジェイテクトSTINGS愛知から移籍。これらの大型補強により、昨シーズンは初出場を果たしたものの準々決勝で敗退となったCSで、一戦でも多く戦うことを目指す。

 

 

「ポジティブな雰囲気で毎回の試合に臨みたい」と語る柳田将洋

 

 

新加入メンバーの力で 

戦い方の幅が広がるシーズンに

 

 昨シーズンは出場機会を得るのに苦戦する場面もあった柳田は、さらなる競争激化も考えられる今シーズンについて「結果が伴うかはさておき、自分のすべきことは変わらない。外国籍選手が4人になるが、ミドルブロッカーのコザメルニク選手が(コートに)入ることで、両アウトサイドヒッターが日本人になる試合も出てくると思う。戦い方の幅が広がる分、コートに立つ機会も増えると考え、準備を進めてきた」と語る。

 

 オフシーズンではトレーニングの見直しを実施。「自分としては、トレーニングがゆくゆくは動きの精度やスピード、パワー(の向上)につながるところを多く感じられている。その後、プレー精度やサーブ、レシーブといった技術面にも、夏場からいいかたちでつなげられたと思う」と仕上がりに手応えを感じていた。

 

 

リルベアの後押しは何より心強い

 

 創設から4シーズン目のリーグを迎える東京GBSVリーグでも応援に定評のあるサポーターリルベアとともに、まずはCS出場を目指してレギュラーシーズンに臨む。チームの初戦は1025日(土)、このはなアリーナ(静岡)での東レアローズ静岡戦となる。

 

取材:フジサキ ヒロ

 

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