SVリーグ王者と欧州王者の第2ラウンドはペルージャがストレート勝ち サントリーは髙橋藍の活躍も勝利には届かず
- SV男子
- 2025.10.08
Qoo10 presents ワールドチャレンジシリーズ2025 サントリーサンバーズ大阪vs. シル・サフェーティ・ペルージャの2日目が10月8日(水)に有明アリーナ(東京)で行われた。前日の試合が14,158人、今日の試合が14,084人と2日間で28,242人のファンが会場に詰めかけた。試合は欧州王者ペルージャ(イタリア)が昨季のSVリーグ王者サントリーに流れを渡さず、3-0で勝利した
途中出場の#14石川は見事なスパイクを決めた
両チームともに前日とメンバーを入れ替え
リーグ開幕への準備を進める
第1セット序盤は一進一退の攻防に。サントリーのドミトリー・ムセルスキーやスタメン起用されたデアルマス アラインがスパイクを決めれば、ペルージャはイタリア代表で今年の世界選手権優勝に貢献した、セッターのシモーネ・ジャネッリがガブリエル・ツバンツィゲルやフェデリコ・クロザートに正確なトスを上げて得点につなげる。10-10の場面からリードを奪ったのはペルージャ。サントリーのスパイクミスやカミル・セメニウクのブロックなど5連続得点でリズムをつかむと、途中から出場した石川祐希も巧みなスパイクで得点。最後はロベルト・ルッソのサーブがネットインでセットを先取する。
第2セットは髙橋藍の連続得点でスタートするが、ツバンツィゲルのスパイクやジャネッリの2連続ブロックなど8連続ポイントで9-4とペルージャが逆転しリード。サントリーもこのセットから入ったリベロ藤中颯志のディグで簡単に得点を許さず、髙橋藍がツバンツィゲルのスパイクと石川のバックアタックを連続でシャットする粘りを見せる。しかし、一度は止められた石川が再びバックアタックを試み、しっかり得点すると、最後はツバンツィゲルが決めて追いすがるサントリーからペルージャがセットを連取した。
第3セットはサントリーがムセルスキーに代わって甲斐孝太郎、小野寺太志に代えて鬼木錬を起用。序盤はサントリーが甲斐と鬼木の得点などで主導権を握り、12-10と先にテクニカルタイムアウトを迎える。何とかセットを奪いたいサントリーだったが、ペルージャは流れを渡さない。前日も活躍したオレフ・プロトニツキが緩急をきかせたサーブで得点。リズムをつかむと15-15の場面では強烈なバックアタックを決める。そこからカミル・セメニウクのスパイク、ルッソのブロックなど圧巻の8連続得点で勝負あり。最後はサントリー佐藤謙次のサーブがアウトになり、18-25でペルージャがストレート勝ち。連勝を収めた。
2日間を通して活躍したサントリーの髙橋
イタリア・セリエAのペルージャは10月21日(火)に、SVリーグのサントリーは10月24日(金)に、それぞれのリーグの開幕戦を迎える。
■Qoo10 presents ワールドチャレンジシリーズ2025
サントリー 0-3 ペルージャ
(19-25、21-25、18-25)
■サントリーの第1セットスターティングメンバー
下川諒、髙橋藍、柏田 樹、ドミトリー・ムセルスキー、デアルマス アライン、小野寺太志、リベロ小川智大
■ペルージャの第1セットスターティングメンバー(リベロ以外背番号順)
フェデリコ・クロザート、ガブリエル・ツバンツィゲル、ドノバン・ジャボロノク、ロベルト・ルッソ、シモーネ・ジャネッリ、カミル・セメニウク、リベロ マルコ・ガッジーニ
写真/中川和泉
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