
2025女子U16バレーボールアジア選手権大会に出場しているU16女子日本代表は、2次ラウンドで11月5日(水)にタイと、6日(木)にチャイニーズタイペイと対戦し、連勝を飾った。この結果、F組首位で準決勝へ勝ち進んだ。
日本は5日(水)に2次ラウンドF組初戦でタイと対戦。この試合では杉本蓮(15得点)、早坂理南(13得点)、髙橋美心(12得点)がバランスよく得点を重ね、ストレート勝ちを収めた。
6日(木)には同ラウンドの2戦目でチャイニーズタイペイと対戦。この試合はフルセットにもつれ込む接戦となった。日本が第1セットを奪って勢いに乗ると、続く第2セットも連取し、勝利に大きく近づいた。そこからチャイニーズタイペイに粘られて第3、第4セットを落としたものの、再び最終セットを取りきって接戦を制した。この試合では髙橋(美)がチーム最多の20得点をあげて攻撃をけん引し、途中出場の中川礼菜も13得点と奮闘。さらにベンチ入りメンバー全員が出場するなど、チーム一丸となって勝利をつかんだ。
2次ラウンドで連勝した日本は、F組首位で準決勝(セミファイナルラウンド)へと駒を進めた。日本の次戦は、7日(金)に韓国(E組2位)と決勝進出を懸けてアンマン(ヨルダン)で対戦する。
今大会の上位4チームには、2026年に開催される女子U17世界選手権への出場権が付与されるため、準決勝進出を決めた日本は、出場権を獲得した。
この大会では出場16チーム(※)が各4チームの4組に分かれて1回総当たりの予選リーグを行い、各組の上位2チームがE、F組へ、下位2チームがG、H組へと進む。E、F組の上位2チームがセミファイナルラウンド(1-4位)に進出し、そこでの勝者どうしが決勝で優勝を争う。
※A組のレバノンとB組のサウジアラビアが出場を辞退。両国との対戦は3-0で不戦勝となる
【2次ラウンドF組第1戦 11月5日(水)】
日本 3-0 タイ
(25-19、25-16、25-19)
■タイ戦の第1セットスターティングメンバー
髙橋(陽)、杉本、野﨑、早坂、髙橋(美)、水野、リベロ小野
【2次ラウンドF組第2戦 11月6日(木)】
日本 3-2 チャイニーズタイペイ
(25-21、25-23、22-25、23-25、15-10)
■チャイニーズタイペイ戦の第1セットスターティングメンバー
髙橋(陽)、杉本、野﨑、早坂、髙橋(美)、水野、リベロ小野
出場選手は下記の通り。
【U16女子アジア選手権大会出場選手(12人)】
※ポジション表記はOH=アウトサイドヒッター MB=ミドルブロッカー S=セッター L=リベロ
<背番号/名前/所属/身長(cm)/ポジション>
1 水野加菜/金蘭会高1年/178cm/MB
2 川口小雪/八王子みなみ野中3年/177cm/MB
3 野﨑音色/名田中3年/177cm/MB
5 中川礼菜/金沢商高1年/176cm/OH
6 伊東花優/秋田北高1年/174cm/OH ※キャプテン
7 早坂理南/山形三中3年/172cm/OH
8 杉本 蓮/金蘭会中3年/172cm/OH
9 髙橋美心/上田五中3年/170cm/OH
10 髙橋陽香/文京学院大女中3年/172cm/S
11 井上奈々帆/札幌大谷中3年/171cm/S
12 小野花結/金蘭会中3年/160cm/L
18 中谷音遥/八王子実践中3年/172cm/OH
【監督】三枝大地(日本バレーボール協会)
※所属・学年は2025年10月24日時点
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