今年度はインターハイ連覇、春高で7年ぶりの優勝を飾った金蘭会高(大阪)の卒業式が2月20日(金)に同校で行われた
昨年のインターハイ府予選以外は
高校生相手に負けなしの1年
卒業式の後に行われた卒部式では、現役部員や保護者たちに拍手で迎えられ、7人の3年生が登場。会の冒頭で、池条義則監督が山あり谷ありの1年を振り返った。
「40数年間指導をしていますが、今回はたくさん成功したし、失敗したなと思いながら。負けるたびにこちらも反省して、君たちも頑張って、負けるたびに強くなっていった。こういった経験もなかなかできない」
キャプテンの馬場柚希以外のレギュラーは総入れ替えとなった1年は、昨年3月の全国私立高等学校男女バレーボール選手権大会(さくらVOLLEY)で優勝、そして5月の黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会で3位と好発進。だが、インターハイ府予選のベスト4リーグでは大阪国際高に敗れて2位に終わった。それでも、大阪府第2代表として出場したインターハイでは連覇、そして春高では7年ぶりの優勝と、終わってみれば高校生相手に負けたのは同府予選のみ。指揮官は「1年間で、僕のせいで負けたなということもありましたが、最後は子どもたちの力と保護者や学校をあげての応援のおかげ」と感謝した。
大阪MVでプレーする德元菜々美には、SVリーグの試合会場に掲出する横断幕が贈られるなど、さまざまな記念品がプレゼントされた。その後はこの1年間の足跡を振り返る映像が流れ、春高の試合映像には声を出して一喜一憂し、保護者からのメッセージには感極まる場面も。笑いあり、涙ありの温かい空間に包まれた。
そして、会の終盤には、新チームでキャプテンを務める中山沙也が先輩たちへ感謝の思いを伝えた。
「粘りのバレーやチームワーク、バレーの楽しさを3年生から教えていただきました。普段はおもしろくて仲のいい3年生で、自然と笑顔になる毎日でした。インターハイ、春高ではスローガンである『繋ぐバレー』で日本一を達成する姿はほんとうにかっこよかったです」
3年生のサポートもあり、2月1日(日)に決勝が行われた府新人大会では優勝。来年度への弾みをつけた。「3年生がつくってくれたチームを受け継ぎ、自分たちも見ていておもしろいと思ってもらえるようなバレーをできるように頑張ります」と誓った。
卒業生を代表して馬場は、池条監督をはじめとしたスタッフ陣、そして保護者への感謝を述べながら、後輩へエール。「1、2 年生のみんな、これからもバレーを心から楽しんでください。私たちはみんなのいちばんの応援団です。全員で力を合わせて日本一を目指してください」。そして、「私たち 3 年生はそれぞれの道で、金蘭会で経験したことを忘れず、さらに成長していけるように頑張っていきます」と柔らかい表情を見せつつ、力強く締めくくった。
馬場は筑波大、德元は大阪MVに進むなど全員が競技を続ける。池条監督からの「おごらず、謙虚な気持ちで」というエールを胸に、次の一歩を踏み出した。
文・取材/田中風太(編集部)
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