イタリアでの11シーズン目の戦いを終えた石川祐希が5月21日に帰国した。セリエAの強豪ペルージャに移籍して2シーズン目の石川は、レギュラーシーズン終盤の2月1日にヒザを故障。その後、チームは首位でプレーオフに進出し、石川も準々決勝2戦目の3月15日にはベンチ入りを果たした。コートには、レギュラーシーズン6位から勝ち上がってきたルーベとの決勝でリリーフサーバーとして投入されるにとどまったが、チームは見事スクデット(リーグタイトル)を獲得。ペルージャは2シーズンぶり3度目の、そして石川にとっては所属チーム初のリーグ制覇となった。その後、ヨーロッパチャンピオンズリーグも制し、ペルージャは昨年末の世界クラブ選手権、今年3月に時期をずらして開催されたスーペル・コッパと合わせてシーズン四冠を達成。石川はプレーの機会こそ限られたが、チームの一員としてコート内外の働きで偉業に貢献した。
帰国早々、羽田空港での会見に応じた石川は「今シーズンはケガもあり、コートに立つ機会が非常に少なく、そこに関しては悔しく心残りもあり、複雑なシーズンだったと感じていますが、その中でメダルを取ることができたことはうれしく思っています」と語った。また、今季がペルージャでの最後のシーズンとなったことを明言したうえで、「所属したからこそわかったこと、所属しなければ一生わからなかったこともあり、練習がすべてという学びもありました」と世界最高峰のリーグの、世界最強と称されるクラブでの得難い経験を言葉にした。
イタリアでのシーズンをどのクラブよりも長く最後まで戦いきった石川は、帰国早々、男子日本代表の活動に合流。キャプテンとして先頭に立ち、6月から8月にかけて開催されるネーションズリーグ(VNL/日本ラウンドは7月に大阪で開催)、優勝すれば2028年ロサンゼルスオリンピック(LA28)の出場権を獲得できる9月のアジア選手権に向けて力を注ぐ。「そこ(アジア選手権)にピークを合わせていけるようなチームづくりをしたい。ペルージャでなかなかコートに立てなかった分、代表ではしっかりコートに立って、切符(出場権)を勝ち取るためにキャプテンとしての役割をまっとうしたいと思います」と力強く意気込みを語った。
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