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水町泰杜/黒澤孝太組のイタリア戦記その3:いくぞ、ローマ広場へ。「いいビーチバレーボール」で上位シードに勝利

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 現在開催中の「第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)」ビーチバレーボール競技に日本代表として参加している水町泰杜(ウルフドッグス名古屋/トヨタ自動車)/黒澤孝太(トヨタ自動車)組。今年は「ジャパンツアー」で出場3大会連続優勝そして「ビーチバレージャパン 第40回全日本選手権大会」で日本一に輝くなど、勢いとまらぬ2人はこの夏、海外遠征に出向いた。アジア競技大会を前に臨んだ最後の国際大会は「バレーボールワールド ビーチプロツアー フューチャーズ-モデナ(イタリア)」。2人はいかなる戦いをそこで繰り広げたのか、現地密着レポートをお届けする。全6回。

 

 

チェコの実力派ペアから勝利した水町/黒澤組

 

 

■現地828日/プール戦 第1試合 vs. ヤン・ベルチック/ヴァクラフ・ベルチック(チェコ)

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 予選ラウンド通過を果たし、次は4チーム1組のプール戦。だが、総当たりではなく、勝敗によって次のラウンドへの進み方が決まっていく。その初戦の相手はチェコのヤン・ベルチック/ヴァクラフ・ベルチック組だ。今大会では第4シードとして参加しており(水町/黒澤組は第13番目)、またヴァクラフは第一線に長年立ち、国際大会を制したこともある実力者。なお、ジャパンツアーの立川立飛大会や大同生命SVリーグのビーチバレーボールエキシビションマッチで採用された特別ルール「クラウン・オブ・ザ・ビーチ」のベースである「クイーン&キング・オブ・ザ・コート」のディレクターの一人だそう。

 その強敵に対して、しっかりとサイドアウトをとることから試合はスタート。5-7から4連続得点で逆転し、相手がタイムアウトをとる。「フェイク効いているから」「高い打点を意識していこう」と青木晋平コーチ(トヨタ自動車)の指示が飛ぶ。

 途中、ブロックで仕留めきれなかったか、失点したあとに黒澤が「ごめん。ブロック、もっと前に出すわ」と口にしたが、水町が「いいよー。謝るなぁ」と返す。バレーボールはインドアであれビーチであれ、切り替えが大事。次のプレーへメンタルを前に向かせる。20-17から水町が鮮やかにツーアタックを決めると、そのまま軽快な足取りでベンチへ戻った。

 

 

 鮮やかにツーアタックを決めた水町

 

 

 第2セットも黒澤のサービスエースなどで着々とブレイクを奪い、テクニカルタイムアウトで「いいビーチバレーボールができているよ」と青木コーチ。終盤にかけて連続得点を重ねるなど、最後は一気に引き離して勝利を収めた。

 「ミスがほとんどなく、やりたいことがきちんとできていましたね。また相手もジャンプサーブを極端に攻めてきました。この場合、サーブレシーブがいつもより高く上がるため、リズムがつくりづらいんです。そこを自分たちで気がついていました。そのことが一つでも頭に入っているだけで、ペアどうしの声かけも変わるし、修正を施すことができる。いい試合ができました」(青木コーチ)

 

 こうして上位シードを撃破したことで、続くプール戦 第2試合をメイン会場で戦えることになった。実は下位シードの悲しい宿命か、予選ラウンドからこのプール戦 第1試合まで会場はすべてサブ。モデナの中心部から2キロほど離れた屋外競技施設「マルティナ・ビーチ」で試合が行われていたのである。

 メイン会場はモデナ市街地の名所である「ローマ広場」。すべての道はローマ“広場”へ通ず? 自分たちの手で道を切り開いてみせた。〔続く〕

 

 

 青木コーチ(右)の的確なアドバイスも2人を支えている

 

(文・写真/坂口功将)

 

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【ギャラリー】上位勢から奪った白星。水町泰杜/黒澤孝太組が臨んだ大会3戦目(vs.チェコ)の模様

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