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井口直紀(大分三好)がサントリー戦で見た先輩セッターの背中「追いつき,追い越せるように」

  • V1
  • 2021.03.27

■首位サントリーとの連戦で感じた圧倒的な力の差

 ネット越しに対峙した先輩セッターの背中を、とても大きく感じた2日間だった――。

 

 3月20日(土)、21日(日)に行われた、V.LEAGUE DIVISION1 MEN(V1男子)サントリーサンバーズ対大分三好ヴァイセアドラー。20日(土)終了時点で21連勝、V・レギュラーラウンド優勝を決めたサントリーと、リーグ最下位で苦しむ大分三好の試合は、2戦ともに大分三好がストレート負けを喫した。

 

 あらゆる面で高い組織力を発揮するサントリーに、大分三好は終始、翻弄された。

 

 攻撃が通り、シーソーゲームになる展開もあったものの、「自分たちがやりたい攻撃もできず、サーブで崩されて攻撃を両サイドに絞られて…。相手のやりたいようにやられる展開が多かった」と、セッターの井口直紀(大分三好)が振り返るように、サーブレシーブが安定せず、単調になった攻撃はブロックに阻まれ、自チームの不必要なミスも目立つ苦しい試合だった。

 

 大分三好の司令塔として先発起用が続くルーキーの井口は、初めてシーズンを通して戦う中で、その厳しさやレベルの高さを痛感していた。

 

■ネットを挟んで感じた“先輩”の偉大さ

 トップチームとの力の差を肌で感じた、サントリーとの連戦。ネットを挟んだ相手コートで、司令塔として世界レベルのスパイカー陣を操っていたのは、東亜大時代の2年上の先輩、大宅真樹だった。

 

 大宅は、大学を卒業後、サントリーに入団。今季は22連勝(3月21日終了時点。歴代の連勝記録ランキングを16年ぶりに更新)と圧倒的な強さを示しシーズン優勝に迫るチームの主将であり、先発セッターとして成長を遂げている気鋭の若手選手。

 

 そんな大宅は、井口にとって同じ九州出身ということもあり、友達のように何でもさらけ出せる親しい存在でもある。しかし、コートで向かい合った“セッター”としての先輩は、勝負の世界の厳しさを容赦なくぶつけてくる、厳しい存在だった。

 

 「サントリーのキャプテンとしてチームを引っ張っていく姿。セッターとしては、ゲームを通してこちらの嫌なところを突いてくる組み立て。また、勝負どころでは2枚、3枚ブロックがついてもムセルスキー選手で決めてくる、そのトスの正確性。ゲームの入りから終わりまで集中力を保てるところ。そういう部分が自分には足りないな、と感じました」(井口)

 

大学の先輩であり、首位サントリーで司令塔を務める大宅真樹(右、#9)と、ネット越しに対峙した井口(左、#21)【写真:月刊バレーボール】

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