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春高2024

WC2019男子/サーブで攻め立てロシア制す

  • 日本代表
  • 2019.10.10

              

 10月10日(木)、広島グリーンアリーナ(大アリーナ)にて男子大会7日目が行われた「FIVBワールドカップバレーボール2019」。世界ランキング11位の日本は、その第7戦でロシア(世界ランキング5位)と対戦。サントリーサンバーズに所属する身長205センチの鉄壁ミドルブロッカー、ドミトリー・ムセルスキーや、オポジットのマキシム・ミハイロフらが不在の中とはいえ、武器の高さを生かし9日終了時点で5位と奮闘を見せるロシア。そのロシアに対し、日本は西田有志の5得点を含む12得点をあげたサーブで攻めると、一歩も引かない強気のバレーを展開。高さあるブロックに苦しむ場面もあったが、鋭い攻撃で得点を重ねセットカウント3-1で勝利を飾った。なお、戦評は以下の通り。

          

 日本の次戦は11日(金)、広島グリーンアリーナ(大アリーナ)にて、世界ランキング13位のエジプトと戦う。終盤の順位争いに向けて確実に勝利し、勝ち点3を獲得できるか、注目だ。

             

 また、Bサイトの広島グリーンアリーナ(小アリーナ)では海外勢の熱戦が繰り広げられる。小アリーナということで座席もコートから近いため、迫力あるプレーを目の前で観戦できる最高の環境となっている。世界の名プレーヤーたちのプレーをぜひ、会場で体感しよう! なお、大会詳細は大会公式サイト(FIVBJVAフジテレビ)にてご確認を。

                                  

     

 日本のスターティングメンバーは、小野寺太志、西田有志、石川祐希、髙橋健太郎、藤井直伸、柳田将洋、リベロは古賀太一郎。

                       

 第1セット、出だしは相手サーブに崩され、ブロックに捕まるなど 5 連続失点。それでも髙橋のクイックやサービスエースなどで得点を重ね追い上げた日本は、10-14から柳田のバックアタックや石川のサービスエース、相手のミスも重なって競り合いに持ち込んだ。終盤、一進一退の攻防が続いたが、22-21から相手のサーブミスと西田のサービスエ ースで連続得点をあげた日本。そのまま押し切りセットを先取した。

 

 第2セット、序盤は点の取り合いが続くが、6-5から相手の高さあるスパイクを止められず、攻撃時のミスも重なり 5 連続失点で逆転を許した。その後、柳田や石川のアタックなどで反撃するが、相手の鋭いサーブを前に攻撃のリズムを作れず12-14から3連続失点。終盤、途中出場の福澤達哉と大竹壱青の得点などで食らいついたが追撃及ばず、日本はこのセットを落とした。

 

 第3セット、セット開始時から出場した福澤のスパイクで先制すると、西田のサービスエースなどで3-0とリードした日本。サイドアウトを繰り返した後、中盤には相手ミスや石川のバックアタックなど3連続得点でふたたびロシアを突き放した。そこから16-15と1点差に詰め寄られるが、西田のスパイクと相手のミスも重なりリードを保ったまま終盤へ。最後は石川や西田が得点を重ね、日本がセットを奪取した。

 

 第4セット、3-5から相手ミスと福澤の連続サービスエースを含む4連続得点で逆転。 関田誠大が体を張ってつないだボールを得点に結びつけるなど好プレーも光り、流れは徐々に日本へ。9-7からは、福澤のバックアタックなど連続得点で一気にリードを奪うと、15-11 からは石川のバックアタックと西田の連続サービスエースでふたたび連続得点とした日本。終盤も、石川がスパイクやサービスエースで得点を重ね、最後まで相手に流れを渡すことなく、最後は小野寺がサービスエースを決めてこのセットを獲得。セットカウント3-1で日本が勝利した。

                 

試合結果>

日本 3(25-22,21-25,25-22,25-16)1 ロシア

 

<ベンチ入りメンバー14人>

※氏名(所属)/身長/ポジション

3 藤井直伸(東レアローズ)/183センチ/セッター

 大竹壱青(パナソニックパンサーズ)/201センチ/オポジット

5 福澤達哉(パナソニックパンサーズ)/189センチ/アウトサイドヒッター

6 山内晶大(パナソニックパンサーズ)/204センチ/ミドルブロッカー

 柳田将洋(ユナイテッド・バレーズ)/186センチ/アウトサイドヒッター

10 古賀太一郎(ウルフドックス名古屋)/170センチ/リベロ

11 西田有志(ジェイテクトSTINGS)/186センチ/オポジット

12 関田誠大(堺ブレイザーズ)/175センチ/セッター

13 髙野直哉(堺ブレイザーズ)/190センチ/アウトサイドヒッター

14 石川祐希(キオエネ・パドバ)/191センチ/アウトサイドヒッター

15 李 博(東レアローズ)/193センチ/ミドルブロッカー

16 髙橋健太郎(東レアローズ)/201センチ/ミドルブロッカー

20 小野寺太志(JTサンダーズ広島)/201センチ/ミドルブロッカー

22 山本智大(堺ブレイザーズ)/171センチ/リベロ

監督:中垣内祐一(公益財団法人日本バレーボール協会)

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