黒鷲旗/ファイナリストが決定
- 国内リーグ
- 2019.05.05
丸善インテックアリーナ(大阪市立中央体育館)で開催されている『第68回黒鷲旗 全日本男女選抜大会』は5日目を迎え、準決勝戦が行われた。
女子第1試合は、JTマーヴェラスと東レアローズが激突。2018-19V.LEAGUEファイナル3の再現となった。第1セット、東レは要所でのサーブミスも続き、流れに乗れず第1セットを失うが、第2セット以降はスパイカー陣が奮起。ヤナ・クランや石川真佑を中心に得点を重ねた。JTも、田中瑞稀や橘井友香らが攻守にわたり健闘を見せたが、あと一歩及ばず。東レが粘るJTを下し、決勝戦へコマを進めた。
女子第2試合、一進一退の攻防が続いた日立リヴァーレと岡山シーガルズの一戦は、フルセットへ。迎えた勝負の第5セット。岡山は金田修佳の猛打でスタートダッシュに成功する。しかし、渡邊久惠や上坂瑠子が発奮した日立が息を取り戻すと、岡山にミスが出始める。傾いた流れをきっちりとものにした日立が、2年ぶりの決勝戦進出を決めた。
男子第3試合は、パナソニックパンサーズとJTサンダーズの対戦。永野健の堅実な守備から多彩な攻撃を仕掛け、パナソニックがセットを連取。後がなくなったJTは第3セット、武智洸史や八子大輔の巧みな攻撃が冴えリードする展開に。しかし、最後はミハウ・クビアクが要所でブレイクを重ね、パナソニックが逆転。白澤健児のブロックで26-24とし、連覇への道を切り開いた。
男子第4試合、サントリーサンバーズと東レアローズの戦いは、ともにメンバーをフル活用しながら応戦。ドミトリー・ムセルスキーの活躍で波に乗ったサントリーが、ミドルブロッカーを絡めた攻撃を展開し東レのリズムを崩した。第4セット終盤、東レはアウン・トゥーがブレイクを重ねるも、粘り切れず。最後は、藤中謙也がスパイクとブロックで見せ場をつくり、サントリーが決勝への切符をもぎ取った。
なお、明日は決勝戦が行われる。令和初のタイトルを手にするのは、果たしてどのチームだろうか。
【決勝戦 組み合わせ】
第一試合/女子: 東レアローズ vs.日立リヴァーレ
第二試合/男子: パナソニックパンサーズ vs.サントリーサンバーズ


<準決勝戦 試合結果>
【第1試合】
女子:東レアローズ 3(22-25,25-21,25-23,25-16)1 JTマーヴェラス
【第2試合】
女子:日立リヴァーレ 3(25-21,21-25,20-25,25-17,15-10)2 岡山シーガルズ
【第3試合】
男子:パナソニックパンサーズ 3(25-16,25-19,26-24)0 JTサンダーズ
【第4試合】
男子:サントリーサンバーズ 3(25-21,25-27,25-13,25-22)1 東レアローズ
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