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春高2024

ITA20/21[第5節]大逆転勝利でモンツァ連敗ストップ

  • 海外ニュース
  • 2020.10.16

 ボンジョールノ! 世界最高峰リーグの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SERIE A』!! 第5節は実施された5試合のうち、3つがフルセットに。また、ジュースにもつれこんだセットも多く…、熱戦てんこ盛り。まさに、熱盛ぃッ!!(Photo:Legavolley.it)

※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ

■あきらめないモンツァ。粘りの逆転勝利で連敗を3でストップ 

[MATCH OF THE ROUND]

モンツァ 3(26-28,15-25,25-12,26-24,16-14) パドヴァ

〔10/14@パドヴァ〕

 昨季はOPにバルトシュ・クレク(ポーランド/現・WD名古屋〔日本〕)という大砲を擁したモンツァ。クレクが去ったことで、攻撃力の低下が懸念されたが、その代わりに身長211センチのOPアディス・ラグンジラ(トルコ)を獲得。また、モデナからMBマックスウェル・ホルト(アメリカ)、リーグ開幕直前にはペルージャからOHフィリッポ・ランザ(イタリア)を加えることで、攻守両面を分厚くさせた。

 

 気運高まる今季、レギュラーシーズン開幕戦ではモデナに勝利したものの、そこから3連敗と苦しい展開。必勝を期して、今節は敵地パドヴァへ乗り込んだ。

苦しい状況でも一丸となって戦ったモンツァ(写真コート手前)

 ジュースの末に第1セットを落としたモンツァは、第2セットで先発のランザをOHマルコ・セドラチェク(クロアチア)に交代するが、これが機能せず。2セットダウンとなり、ランザを再び投入するとともに、MBトーマス・ベレッタ(イタリア)をMBジャンルカ・ガラッシ(イタリア)にチェンジ。ローテーションも回すと、一気に試合の流れを引き込むことに成功する。第3セットを大差で奪い返すと、そこから第4、第5セットをジュースとしながらも取り切り、逆転勝利を収めた。

 

 試合を通して、フル出場を果たしたラグンジラが5本のブロックポイント、サービスエース3本、を含む33得点をマーク。加入初年度ながら大黒柱として、チームを牽引してみせた。最後まであきらめずに勝ち取った白星。今季のモンツァ、まだまだあなどれない。

“新たな才能”としてブレイクの予感がするラグンジラ

************

ペルージャ 3(25-23,25-21,25-20)0 チステルナ

〔10/14@ペルージャ〕

 キャプテンのOPアレクサンダル・アタナシエビッチ(セルビア)がベンチ外となったペルージャだが、泰然なるままに勝ち星を重ねている。この日はOHオレイ・プロトニスキ(ウクライナ)が4本のサービスエースを含むチーム最多17得点をあげて勝利。これで開幕5連勝!

ペルージャを指揮して2季目のフィタル・ヘイネン監督(写真中央)、今季いまだ公式戦負けなし。お見事…!

ミラノ 3(25-22,30-32,24-26,25-22,15-12)2 ラヴェンナ

〔10/14@ミラノ〕

 前節でトップ4の一角モデナに力勝ちを収めたミラノ。ホームで迎えた今節は各セットとも一瞬の隙も許さない展開が続いたが、フルセットの末に勝利を収めた。4本のブロックポイントを含むチーム最多25得点をマークしたOPジャン・パトリ(フランス)がMVPに。OH石川祐希(日本)は23得点と続いた。

大熱戦を制し、ミラノの面々はこの笑顔!!

ルーベ 3(31-29,25-21,20-25,25-23)1 ピアチェンツァ

〔10/14@ピアチェンツァ〕

 ホームのピアチェンツァはOHアーロン・ラッセル(アメリカ)が23得点と奮闘したが…。ルーベがOPカミル・リキリチ(ルクセンブルク)19得点、OHイオンアンディ・レアル(ブラジル)とMBロベルランディ・シモン(キューバ)がともに15得点、OHオスマニー・ユアントレーナ(イタリア)14得点、MBシモーネ・アンザーニ(イタリア)12得点、とセッター以外全員が2桁得点をあげるなど攻撃枚数の多さをフルに発揮し、開幕5連勝。

ルーベのSルチアノ・デセッコ(アルゼンチン/写真中央)、“天才”と称される司令塔のトスワークが炸裂した

ヴァレンティア 3(25-22,23-25,20-25,25-17,15-112 ヴェローナ

〔10/14@ビーボ・ヴァレンティア〕

 Sダビデ・サイッタ(イタリア)がうまくアタッカー陣にトスを振り分けるヴァレンティアは、フルセットにもつれても、スタイルを崩すことなく。OHチボー・ロサール(フランス)の20得点、MBバルテレミ・シネニエズ(フランス)の15得点を含め、4選手が2桁得点をマークし、勝ち切る。3連勝で勝ち越しに成功した。

ヴァレンティアは上昇気流に乗れるか

モデナvs.トレンティーノは日程変更

 第5節のモデナvs.トレンティーノは11月5日に、トレントで実施される予定。

セリエA男子 レギュラーシーズン順位(round5終了時)》

1 ペルージャ 5勝0敗(勝ち点15)-

2 ルーベ 5勝0敗(勝ち点14)-

3 ミラノ 4勝1敗(勝ち点11)-

4 ヴァレンティア 3勝2敗(勝ち点8)▲

5 ヴェローナ 2勝3敗(勝ち点7)▲

6 モデナ 2勝2敗(勝ち点6)▼

7 トレンティーノ 2勝2敗(勝ち点6)▼

8 ピアチェンツァ 2勝3敗(勝ち点6)▼

9 モンツァ 2勝3敗(勝ち点5)▲

10 ラヴェンナ 1勝4(勝ち点5)▼

11 パドヴァ 1勝4敗(勝ち点4)-

12 チステルナ 0勝5敗(勝ち点0)-

※勝敗(勝ち点)。記号は前節からの順位推移

 

(責任編集:GUCII<坂口功将>)

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