春高バレーの連続写真でフォームを真似する新学期【OH・ハイジャンプ編】
- 高校生
- 2021.03.25
もうすぐ新学期が始まり、新たなスタートをする中高生のバレーボーラーたちにむけて、月刊バレーボール2021年3月号に掲載した「春高バレーで活躍した選手たちの連続写真」を再掲します。今回はスパイクで、アウトサイドヒッターのハイジャンプ編です。タイプの合う選手を探してまねしてみましょう。
解説:増村雅尚/崇城大学男子バレーボール部監督
動作分析(バイオメカニクス)の観点から男子日本代表のサポートを務める
(誌面画像の所属と学年は掲載当時のまま)

山元快太選手解説
山元の特徴は、踏み込み時の右ヒザがほぼ90度に曲がっていること(写真3)。その曲がったヒザを伸ばす力でまっすぐ真上に跳び上がる。合わせて、左手をまっすぐ真上に高く伸ばす(写真5)ことで、体を引き上げている。跳び上がりきる前に右手がスイング動作に移行する(写真5)サーキュラー気味のスイングで、ボールヒット後もお尻は高く残したまま肩を前に出すことで、力を乗せている。

西山大翔選手解説
春高ナンバー1ジャンパーの西山。ハイジャンプのいちばんの要因は右足を踏み込んで から、左足がつくまでの時間の長さ(写真2〜4)。この時間が長いため、右足にしっかり力をためこんで、高く跳ぶことができる。また、右手を体を引き上げることに生かしきってから、スイングにも余裕を持ったタイミングで引いている(写真5)ため、非常にバランスのとれたフォームをしているのも特徴だ。

室岡莉乃選手解説
小さな大エース・室岡は、左手を後ろに引くことで、走るように体をひねりながら踏み込みへ。踏み込み時の上下の動き以上に、ヒジを曲げて(写真4〜5)腕のスイングを使って高く跳び上がり、腕を内旋させながら打つ(写真8)のが特徴だ。また踏み込みの際、両太ももがそろっている(写真5)ことで、太ももの内外両方の筋肉をバランスよく使えていることも、空中での安定感につながっている。
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