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春高2024

ジェイテクトが首位サントリーに牙を向く RR最終戦【V1男子見どころ】

  • V1
  • 2021.03.25

■いいイメージでファイナルを迎えたいサントリーにジェイテクトが一矢報いるか

 いよいよ、V・レギュラーラウンド最終戦を迎えるバレーボールのV.LEAGUE DIVISION1 MEN(V1男子)。

 

 今季は、V・レギュラーラウンドの上位3チームがV・ファイナルステージに進出できるが、先週レギュラーラウンドでの優勝を決めたサントリーサンバーズが「ファイナル」進出を決め、パナソニックパンサーズとウルフドッグス名古屋が「ファイナル3」への出場権を獲得した。

 

 ジェイテクトSTINGSのサブホームタウンでの開催となる徳島大会では、V・レギュラーラウンド優勝が決定し、すでにファイナル進出を確定させているサントリーに、ジェイテクトが牙を向く。そのジェイテクトは、今季22連勝と勢いに乗るサントリーに黒星をつけた、たった2チームのうちの1つ(もう1チームは堺)。白熱の試合展開が予想される。

 

 先週、10位の大分三好ヴァイセアドラーとの初戦に勝利し、V・レギュラーラウンド優勝が確定したサントリー。同時にファイナル(決勝)進出も決定したが、翌日の試合後、「今日はモチベーションの維持が難しかった」と、大宅真樹主将はその心境を語った。

 

 「まだまだやることがある」と、先発メンバーの変更は考えていないという山村宏太監督だが、その言葉通り、この一戦は、来週に控えるファイナルへの前哨戦として負けられない重要な試合となる。今週は気持ちを整理し直し、高い組織力を示すジェイテクトを制することができるか。いいイメージのままファイナルを迎えたいところ。

 

 対するジェイテクトは、先週JTサンダーズ広島に敗れ、惜しくもファイナル3進出を逃した。悔しさがあふれた先週から気持ちを切り替え、V・レギュラーラウンドの王者、サントリーとの連戦に挑む。

 

 ジェイテクトにとっては、これがリーグ最終戦。攻守ともに隙のないサントリーを相手に持てる力を出し切り、連勝記録にストップをかけることができるか。今季のラストマッチを、笑顔で締めくくるかに注目だ。

        

■フルセット負けのリベンジを果たすか 堺がパナソニックに挑む

 堺大会では、堺市金岡公園体育館にて各日2試合が開催される。両日ともに第1試合は、5位の堺ブレイザーズと2位を走るパナソニックパンサーズが対峙。前回対決では、フルセットの末にパナソニックが勝利。堺は今回、その雪辱を果たすべく、最終戦に挑む。

 

 堺は、今週で5週連続のホームゲームを迎える。地元・堺で、多くのファンの応援を力に、未だ勝利をあげられていないパナソニックから勝ち星を奪うことができるか。

 

 大ベテラン、40歳の松本慶彦や出耒田敬らミドルブロッカーを軸に展開する堅実なブロックやクイック、持ち前のパイプ攻撃を有効に仕掛け、序盤から勢いづいていきたいところ。今季磨き上げてきた、スピードを意識したレフト攻撃を絡めた多彩な攻撃に注目だ。

 

 対するパナソニックは、ファイナル3進出こそ決まったものの、ウルフドッグス名古屋とのV・レギュラーラウンド2位、3位争いは継続中。堺に勝ち切り、2位通過を決めることができるか。

 

 先週のWD名古屋戦、第1戦では清水邦広らのブロックも冴え勝利を飾ると、第2戦では、兒玉康成や大竹壱青、仲本賢優らが先発起用され、若手選手が躍動した。実力十分な若手選手たちの活躍も刺激に、今週は主力メンバーがもう一段ギアを上げて最後の順位争いに臨む。ファイナル3も来週に控える中、油断ならない一戦となる。

 

 第2試合には、6位の東レアローズと10位の大分三好ヴァイセアドラーが激突。もう1つ順位を上げたい東レは、連勝で今シーズンを締めくくることができるか。

 

 また、初日に敗れた時点で、V2リーグとの入替戦「V・チャレンジマッチ」出場が決まる大分三好は、どうにか粘りを見せたいところ。先週のサントリー戦ではサーブで崩され思うような攻撃を展開できなかったが、今週はよりサーブレシーブの意識を高め、そこから数的優位な攻撃を仕掛けていけるか。そして外国人選手が決定力を発揮し、崩れたところから決め切る強さを見せていけるか。大分三好の運命やいかに。

  

若手選手も伸び伸びとプレーし、力をつけるパナソニック【写真:月刊バレーボール】

 

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