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富士通 山本道彦監督「チームづくりは“人と人とのつながり”を深めることから」

  • V2・V3
  • 2021.04.16
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■富士通カワサキレッドスピリッツ 山本道彦監督「チームづくりは“人と人とのつながり”を深めることから」【インタビュー】

 2020-21 V.LEAGUE DIVISION2 MEN(V2男子)で未到の4連覇を達成した富士通カワサキレッドスピリッツ。山本道彦監督にシーズンを振り返ってもらった(取材/坂口功将〔編集部〕)

 

<キャプテン、ポイントゲッターとして活躍した栁田(写真右端)>

 

リベンジの思いを強くし、今季最終戦へ

 

-優勝おめでとうございます

山本監督 ありがとうございます。今季はほんとうに選手、スタッフ全員がよく頑張ってくれた、というのが率直な感想です。「全勝優勝」を目標に掲げてはいましたが、昨シーズンが終わってからのコロナ禍による活動自粛期間などもあり、チームのコンディションに不安を抱いたまま臨んだ2020-21シーズンでしたから。私自身、長らくチームの監督を務めていますが、目標を達成できたことが心の底からうれしいシーズンになりました。

 

-2020-21シーズンは4連覇、それも全勝を目標とされる中で、そこにプレッシャーはありましたか?

山本監督 当然、負けていい試合があるとは思っていません。その中でも、やはり昨季ヴォレアス北海道に敗れたこと(2019年12月21日/0-3)へのリベンジを果たすんだ、という思いは並々ならぬものでした。チームにとってもリーグ戦でのストレート負け自体が久しぶりでしたし、それもホームゲームでの黒星でしたから。

 

 今季は最終戦(3月7日)がヴォレアスのホームゲームだったので、そこで結果を出すことへのプレッシャーを選手たちから感じました。その試合後のインタビューでも口にしましたが、全勝優勝の要因は正直分かりません。ですが、こうした悔しさがバネになっていることは確かです。

 

<今年2月7日のホームゲームでヴォレアスにリベンジ。ここから全勝優勝へ加速していく>

 

-最高殊勲選手賞にはキャプテンの栁田百織選手が2年連続で選出されました

山本監督 彼は入団して3シーズンほどはほとんど試合の出場経験もなく、どちらかといえば遅咲きの選手になります。オポジットの中川剛(現・普及担当/2018-19シーズンかぎりで引退)の後継として徐々に起用していく中で、彼自身もスピードや守備力を磨いてきました。それに入団当初はバックアタックなんて打てたものではなかったのに、かぎりある練習時間で身につけた点は素晴らしいことです。

 

 ご覧になられている方々からすれば、おちゃらけているように映るかもしれませんが、あれはマジメにバカなことをしているので(笑) 彼なりのキャラクターであり、キャプテンシーだと私は思っています。実際、率先してふざけることで周りを安心させて雰囲気を和らげたり、一方で締めるべき時にはキチンと締める。そういう点では、中川に似ている部分もありますし、栁田は素晴らしいキャプテンともいえます。

 

-栁田選手に代表されるように、富士通はスローガンである「明るく、楽しく、そして強く」を選手たちが体現する姿が印象的です

山本監督 私が2003年に監督に就任した際に、スローガンを掲げたいということで考えたのが、この「明るく、楽しく、そして強く」です。この言葉には、バレーボールをする社員たちの生き生きとした姿をコート上で披露したい、その上でVリーグという舞台で戦う以上は強くありたい、という思いが込められています。

 

 そうしたチームの姿を見て、富士通という会社と良好な関係を築いていただくためのビジネス的な狙いが一つ。一方で、バレーボールは“人と人とのつながり”を感じられる、とても魅力的なスポーツです。この競技の楽しさを、私たちのプレーや活動を通して、たくさんの方々に知ってもらうことで、バレーボール界の活性化に寄与したいと考えています。

 

<栁田(写真中央)は明るいキャラクターでファンに馴染みがある>

 

<次ページ>「仕事と競技を両立しながらトップを目指す」

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