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富士通 山本道彦監督「チームづくりは“人と人とのつながり”を深めることから」

  • 編集部取材
  • 2021.04.16

<長らくチームの指揮を執る山本監督(写真ベンチ右端)>

 

仕事と競技を両立しながらトップを目指す

 

-チームの皆さんは会社務めをしながら、練習や活動に励まれているとか

山本監督 私が入部した30年前から変わらず、練習は週3回。それも、火曜日と金曜日の夜7時から9時までの2時間と、土日どちらかの半日です。

 

 もちろん平日は仕事を終えてからの練習になります。大会でさらなる結果を、それこそV1のチームに勝利するなど成果を出すことで、練習時間の拡大など変化はあるかもしれませんが…、なかなか難しいのが現状です。

 

 ですが、キチンと仕事をしながらバレーボールの活動に取り組む、という点が富士通の特徴でもあります。選手たちへは仕事でもトップを目指すように伝えています。

 

 それに、たとえ引退してからも不安がないままセカンドキャリアに進むことができるのも私たちならでは。現役選手でなくなると、プライベートの時間が増えるだけです(笑)

 

<スパイク賞に輝いたルーキーのエバデダン ジェフリー 宇意>

 

-その限られた練習時間で、4連覇を成し遂げるようなチームをどのように作っているのですか?

山本監督 例を挙げますと、6対6のメニューでは基本的にメンバーを固定しません。仮にセッターとアタッカーの組み合わせを固めてしまうと、それがうまくいかなかったときの理由になってしまいます。誰と組むことになってもうまくいくように、それこそ“人と人とのつながり”を深めることが練習では必要なわけです。

 

 そうすることで、誰が出ても活躍できるチームになりますし、異なる個性と個性が絡み合うことで、選手のタレント性が際立ってきます。結果的に、見ている人たちが「おもしろい」と感じるチームになるのではないかと。単純に誰もがレギュラーを狙えるという点ではチームの底上げになりましたし、強化のポイントに挙げることができます。

 

-今後に向けて抱負を聞かせてください

山本監督 やはり富士通らしい「明るく、楽しく、そして強く」をもっと広く知ってもらいたいですし、まだまだ恐れ多いですがV1のチームと対等に戦えるようなレベルを目指していきたいです。足りないところはたくさんあるので、そこをいかに補っていくかを考えながら、底上げを図っていきたいと思います。

 

<明るく、楽しく、そして強く。富士通は戦い続ける>

 

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