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春高2024

<コロナ禍での新しい部活様式> 目標に向かって戦い続けるために取り組んでいること 【和歌山信愛高】

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  • 2021.05.14

心を一つに魂を燃やし、声とボールをつなぐ和歌山信愛。「何事も基本に忠実に、やり続ければその先がある」

 

 

 

 全世界で猛威を振るう新型コロナウイルスの影響で、和歌山県の新人戦はベスト4決定時点で打ち切り。また、市内大会も中止が余儀なくされ、インターハイ予選までの実践の場を奪われることとなった。そんな状況下で、感染症対策に留意しながら選手たちとともに前を向き、全国の舞台を目指す山本哲耶監督に話を聞いた。

※4月20日に取材実施

 

「基本に忠実に」 基本の徹底が成長の種になる

選手の可能性を見いだし、目指すは全国大会2回戦突破

 

――2年生中心だったチームから新チームに切り替わり、新人戦も終えた(ベスト4決定時点で打ち切り)今、チームの雰囲気はいかがですか?

 

昨年は3年生主体のチームだったこともあり、新チームは、戦力の面ではまだ発展途上です。しかし、今年の最上級生はとにかく元気。いい雰囲気を作りながら、常に前向きな姿勢で練習に取り組むことができています。日々、着実にステップアップしている印象です。

 

 

――チームのモットーや、テーマについて教えてください。

 

和歌山信愛バレーボール部のモットーは、校訓でもある「一つの心、一つの魂」です。“全員が一つになって戦おう、頑張ろう!”という気持ちで日々、活動しています。

また、普段から大切にしていることは、「基本に忠実に」ということですね。派手な、見栄えのいいバレーをするチームではないので、オーソドックスに、基本に忠実に。その中で、相手に負けない手堅いバレーをしていくことを心がけています。プレーはもちろん普段の生活も含めて、まずは選手たちができることを徹底していく。約束を守ることや、チームの決まり事をきっちりこなしていけば勝てる、強くなれるんだということを伝えていけたらいいなと思っています。

 

 

 

――昨年度は、唯一開催された全国大会「春高バレー」に出場。2回戦で涙をのみました。今年はどのような目標を掲げているのでしょうか。

 

毎年、選手たちが中心となって目標を決めています。今年の目標は、「全国大会2回戦突破」。選手たちが自分たちの力をいちばん理解しているので、その力を最大限に伸ばせるだけ伸ばして頑張っていこうと、この目標を設定しました。全国ベスト16、ベスト8進出を目指して鍛錬を重ねています。

昨年度の春高バレーでは、マッチポイントを先に握る展開があったにも関わらず、最後に1点を取り切れず2回戦で敗退。「なぜ、あの1点を取ることができなかったのか」ということを、新チーム始動時にも話し合いました。「あの1点を取ることができなかった理由を、みんなで考えていこう」と。技術的なこともそうですし、精神的なこと、チーム力など、その“たかが1点”にすごく大きな意味があるので、そういう部分を理解しながら日々の生活に取り組む1年にしていきたいです。

 

 

 

――両サイドを軸に、ミドルブロッカーのクイックを絡めたスタイルが持ち味かと思いますが、今年のチームの注目ポイントはどのようなところでしょうか。

 

全員が中心選手となって勝利を目指す中でも、軸となるのは、昨年も試合に出場していた長尾紗英や福島菜月らミドルブロッカー陣です。特に、今年は福島選手がセッター対角(オポジット)として頑張っており、クイックを絡めながら、ライトからの速い攻撃にも取り組んでいます。また、今年からレギュラーになったセッターの岡香織も、ハートが強く、軸になってくれる選手です。元々はスパイカーでしたが、ハンドリングやネット際のボールさばきも上手で、セッターとしての活躍に期待しています。

 

 

感染予防対策でも基本を徹底

強化クラブで励まし合える環境も心の支えに

 

――今回、ザムストのマウスカバーを採用されたキッカケを教えてください。

 

バスケットボール部の顧問からマウスカバーの話を聞いたことが、着用のキッカケでした。通気性がいいので、プレー中も違和感がなく、そのうえ飛沫予防ができるのであればぜひ使いたいな、と思いました。不織布のマスクだと、選手たちはどうしても練習中に外したり、マスク内が汗ばんで息がしづらそうだったので、何とかならないかなと思っていた時にこのマウスカバーに出会えたので、よかったです。

 

――実際に着用して練習を行う中で、選手たちの動きはいかがですか? また、先生ご自身の指導面での影響はいかがでしょうか?

 

マスク自体が軽いですし、不織布に比べたら息苦しさを軽減してくれるので、選手たちは一つ一つのプレーに集中して取り組めているように思います。

僕自身もザムストのマウスカバーを着用して指導していますが、マスクを気にせずに集中できていますね。練習中は、僕も常に大きな声を出していますし、選手たちにも、指示の声や確認の声を出すことを心掛けるよう指導しています。マスクをしていてもよく声が通るので、練習の雰囲気もいつも通りで、練習のムードが落ちないところもこのマウスカバーの利点だと感じています。

 

バレーボールは相手とネット越しに対峙するスポーツですが、味方同士のコート内での接触をはじめ、スパイクやブロックの場面では、ネットを挟んでいても相手との距離は密接します。飛沫感染のリスクを減らすためにも、マスクをしているかどうかは重要になってきますし、万が一、新型コロナウイルスに感染してしまった場合に「濃厚接触者」などの判断も変わってくる、といろんな方から話を伺っています。新型コロナウイルスに限らず、感染症対策としてマスクを着用することは大事なこと。練習中も積極的にマウスカバーを使用することで、予防に対して、普段からの意識付けにもつながっているように思います。

 

 

 

 

――コロナ禍で、部活動の制限もあったかと思います。練習方法などでどのような工夫をされていましたか?

 

昨年の6月くらいにリモートで授業が再開し始めてからは、感染症対策の徹底と活動時間の制限があるくらいでした。練習が全くできないということはありませんでしたが、対外試合はやりにくくなりました。

コロナ禍ということで、練習中、円陣を組んでの会話は控えるようにしていました。昨年の今頃は休校期間中でしたが、部活動は時間短縮という形で活動させてもらっていたので、一つ一つの練習時間やメニューを絞りながら、感染症対策を徹底して練習していました。学年ごとに分けて人数制限をしたり、密にならないように外で走ったり、工夫しながら取り組んでいましたね。

 

――選手たちの精神面でのサポートも、何か取り組まれたことがあるのでしょうか。

 

昨年はさまざまな大会が中止になり、いちばん悲しい思いをしていたのは選手たちでした。特に3年生は最後の大会ということもあり、つらい思いがあった中でしたが、日々の練習でできることをコツコツと積み重ねてきたことで、結果論として春高バレーに出場することができました。「先はあるから、毎日の小さなことを継続してやっていこう」と頑張ってきた一年でしたが、真っすぐ、前向きに努力を続けてきた選手たちには、ほんとうに感謝しています。

また、和歌山信愛にはバスケットボール部とソフトテニス部、バレーボール部と強化クラブが3つあり、全国大会常連校として奮闘しています。コロナ禍で先が見えない苦しい状況の中、強化クラブの選手たちが結束している様子がみられました。僕が何かを言わなくとも、子どもたちどうしで「頑張らなあかんな」と、励まし合っていましたね。

実際、春高バレーやウインターカップ(バスケット)など全国大会への出場が決まった時には、先に引退したソフトテニス部の3年生たちは誰よりも喜んでくれていました。同じように全国を目指して頑張っている強化クラブの存在も、選手たちの心の支えとなっていたと思います。

 

――選手からは、「みんなでお揃いのマウスカバーで練習できることがうれしい」という声も上がっています。

 

女子のチームでもあるので、練習着など、チーム内での統一感は普段から意識しています。チームでは、選手たちへの感謝の気持ちを込めて、私からいくつかみんなおそろいのマスクをプレゼントしたのですが、このザムストのマウスカバーはほかにないデザインでカッコいいですし、近隣のチームに普及する前にこのマウスカバーに出会うことができたので、“自慢のマウスカバーをつけているんだ”という思いが、選手たちにもあるのかもしれません。喜んでくれているのはうれしいことですね。

 

 

6か年計画で全国で戦える選手の育成を視野に

まずは前回逃したインターハイ出場へ

 

――和歌山信愛は中高一貫校ですが、今年度からは中学生も強化クラブになったとお聞きしました。これからが楽しみですね。

 

まだまだ計画はこれからですが、週に何日かは高校生と中学生が一緒に練習する日を設けたりと、連携を重ねているところです。中高の6年間で、しっかり全国の舞台で戦える選手を育てていきたいですね。中学校の監督には、前・和歌山信愛高バレー部監督の田村学が就任したので、中学・高校と力を合わせて頑張っていきます。中高一貫校の先生方など、いろいろな方にアドバイスいただきながら一生懸命やっているところなので、今後が楽しみです。

 

 

――いよいよインターハイ予選が迫っています。2年前(昨年度のインターハイは中止)には、開智高に敗れてインターハイ出場を逃しました。近年、県予選の決勝では開智高と全国出場を争っていますが、今年も、まずは県内での大一番で対戦するかもしれません。

 

開智高女子バレー部の監督は、僕が開智高に在籍していた頃の2つ下の後輩です。お互いよく知っている間柄でもあるので、試合をするのはほんとうにしんどいです。特にバレーやバスケットでは、“京都を制する者は全国を制す”という言葉をよく耳にするかと思いますが、レベルの違いはあれど、和歌山も知った者同士で切磋琢磨しているので…(笑) 選手たちも同じ思いだと思いますが、負けたくないですね。

とはいえ、コロナ禍で新人戦はベスト4まで決定したところで打ち切り。インターハイ予選前の力試しの場となるはずだった市内大会も中止となったので、お互い順当に勝ち進めば、今年初の対戦がインターハイ予選の決勝となるかもしれません。まずは県予選を勝ち抜いて、インターハイの出場権を掴み取りたいと思います。

 

 

 

\Player’s voice/

「実際にザムスト マウスカバーを使用している選手に、使用した感想を聞いてみました!」

 

通気性がよくて息がしやすいので、練習中にマスクを外すことがなくなりました。また、ネット際のプレーでは、相手との距離も近くて感染なども少し気にしてしまいますが、マウスカバーをしていると守られている感じがするので、思いっきりプレーすることができます。

 

 

 

 

不織布のマスクを着用して練習していたころは、呼吸が辛くてどうしてもマスクを外してしまうことがありました。しかし、ザムストのマウスカバーを使用してからは、練習中にマウスカバーを外す選手もいなくなり、体調不良になる選手も少なくなりました。走ったり跳んだりしても、息がしやすくてマウスカバーに水滴がつくこともない。耳にかける部分も痛くならず、違和感なくプレーできます。

 

 

 

ザムストのマウスカバーをつけたまま、アップをしたり試合に出場することもありました。全員が同じマウスカバーを着用して戦えるということは、団結力にもつながるし、素敵なことだと思っています。通気性がいいので長時間プレーしても蒸れないし、声が通るので、いつも通り活気のある練習を行うことができています。

 

 

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・ザムスト マウスカバー ブラック2枚入り

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