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春高2024

<コロナ禍での新しい部活様式>目標達成するためにチームで徹底していること【県立岐阜商高】

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  • 2021.05.21

 

 県立岐阜商は昨年度、リベロを除く平均身長が約185cmという大型のチームを構成していた。筋力トレーニングを含めた体作りにも力を入れ、最高到達点は330cmクラスがズラリ。しかし、期待されていたインターハイは新型コロナウイルスの影響を受けて中止となってしまう。その後も対外試合の経験は少ないまま、最後の大舞台である春高バレーに臨んだが、試合巧者の東亜学園(東京)を前に「3割の力も出せなかった」と辻裕作監督が悔やむ内容で1回戦敗退。長身の3年生たちが8人去り、9人の1年生を迎えての新チームが今、今年度最初の大会に挑もうとしている。

※4月20日取材

 

 

辻裕作監督「組織としてどう戦っていくか」がテーマ

 

――監督としてのご指導は3年目ですね。チームのモットーを教えてください

 

 バレーボールはもちろん高いレベルを求めていますので、頑張らなければいけません。ただ同時に、学校を卒業したときの選手たちの進路も考えて、そこをしっかり整えるためにも、バレーボールばかりに偏るのではなく、勉強など教育的な部分も重視しています。

 チームとしては「いいチームで強いチーム」というスローガンを掲げています。これは(監督の母校である)東海大での教えを継承しています。強いチームができても、応援されるチームでないとダメだよ、という部分があり、逆に応援されるチームであっても弱かったらダメだよ、ということです。そこはブレないようにしています。

 

 

 

――新チームの現状はいかがでしょうか

 

 今年のチームは平均身長が大きく下がります。その中でも全国で戦うために、オフェンス面においてもディフェンス面においても武器を作っていかなければいけない、と思っています。昨年度は確かに大型でしたが、今年は個の力も低いため、強豪を相手に個では戦えません。そのため組織でどう戦っていくか、という部分をテーマにチーム作りを進めています。

 チームとして、選手たちは春高のセンターコートに立って戦いたい、という思いがあるので、今年度は全国ベスト4を目標に置いています。現在の戦力で考えるとかなり高い目標かな、と思っているのですが、選手たちが掲げている以上、その実現に向けた計画を立てて実行していかなければ、と考えています。

 

 岐阜県内でも、昨年度からの戦力が多く残っているチームはあります。春高に出ていた分、ウチは新チームの完成が遅い側面もあるのですが、それを言い訳にすることはできません。インターハイ予選では絶対に結果を残さなければならない。さらに、秋の春高予選に向けて考えた時にも、ここはぶっちぎりで勝っておくことがとても大事だと思っています。

 

 春高の県予選では、3年連続で岐阜聖徳学園と決勝を戦っていますが、今年はどこが来るかわかりません。ウチ以外は団子になっている状態だと見ています。

 今年はとにかく高さがない分、スピードを出していこうと思っています。ディフェンスでもオフェンスでも、個として動きの中でどれだけスピードが出せるか、というところにかなり重点を置いて取り組んでいます。

 

 

前チームのような高さはなくなったが、昨年度もスタメンに名を連ね、3年生となった今年はキャプテンを務める加島仁、そしてリベロの大野莉久といったレシーブ力に優れるメンバーがチームには残っている。加島キャプテンは「自分たちで考えてプレーをする、という部分がまだ少し足りていない」と課題を話したが、いよいよインターハイ予選は目前。堅実なディフェンスから、今年はどんなバレーボールが展開されるのだろうか。監督の話す「スピード」の進化からも目が離せない。

 

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感染対策として練習試合でもマウスカバー着用を徹底

 

――コロナ禍が続いていますが、その影響や対策について教えてください

 

 影響については国の緊張感によっても変わってくるため、何とも言えない部分はあります。今日(取材日)現在は県境をまたいで県外に出てもかまわないのですが、まん延防止等重点措置が取られているところはダメですよ、という制限があります。以前はもう少し厳しくて、対外試合も禁止であったり、練習も平日4日のみ、土日は部活NGという制限をかけられていました。

 

 特に昨年、新型コロナウイルスが流行を始めた第一波のころは3ヵ月ほどまったく集まることもできなかったので、オンライン会議システムでミーティングを行ったり、そこへトレーナーに入ってもらってトレーニングを行ったり。そういったことしかできず、何とか生徒たちの体力を維持する、ということだけになってしまったのですが。

あとは体重やジャンプ力など数値的なものを活動休止前に測り、戻ってきたときにマイナス何キロまで、何センチまでならいいよ、と具体的な数字を決めておいて、休止前と戻ってきたときとで比較していました。

 

 まだ生徒たちは15歳から18歳ということで、自立していない子は猛烈に下がるケースもありました。330cmに届いていたのが305cmくらいになっていたりとか(笑) そんな状況でしたから、やはりこうやってみんなで部活ができる、というありがたさは全員が強く感じたと思いますし、私自身もそうでした。

 現在は感染対策として、まず手洗いうがいはもちろん、手指消毒に加えて、練習中も練習試合でもマウスカバーを常につけるということを徹底させています。

 

 

――マウスカバーを採用したきっかけは何だったのでしょうか?

 

 ZAMSTのマウスカバーはウチの女子バスケットボール部さんから教えてもらいました。実際に私もつけてみて、これならバレーボールにおいてあまりプレー上でも支障がなく、つけたままでも楽に競技ができると感じましたので、そこからです。チームで取り入れたのは昨年末、春高の前くらいからでした。

 それまでは練習中にマスク着用を徹底してはいませんでした。「できればしてほしい、なるべくつけましょうね」といった程度でしたが、このZAMSTのマウスカバーを知ってからは必ずつけさせるようにしています。

 

 

 

 

 

 部活のとき以外では、生徒たちは不織布など別のマスクを使っています。ただ、やはりほかのマスクでは呼吸がしづらかったりするので、練習中はほぼこれを使っています。

 何かあったとき、濃厚接触者に認定されないためにも、マウスカバーをして活動していた、という事実はとても大きなものになりますから、うっかり外している選手がいたら厳しく指摘しています。チームによって違う部分はありますが、最近は練習試合でも、もう各チームマスクをつけて1日お願いします、と主催校から依頼されるケースが増えてきました。暑くなってきますが、これは必要なこと、大事なこと。マスクの有無は重用だと思います。

 

 

 

Player’s voice

「実際にザムスト マウスカバーを使用している選手に、使用した感想を聞いてみました」

 

 ふつうの紙マスクとぜんぜん違ってとても呼吸がしやすいので、ほんとうにありがたいです。体育のときもマスクはつけなければならず、そのときは別のものを使いますが、しんどいです。これはしっかりフィットして、自分に合っていますね。色も黒で格好いいです。

 

 

 つけていても非常に呼吸がしやすいですし、部活中は長時間着用していますが耳がぜんぜん痛くならないので助かっています。この環境下で練習させてもらっていますが、他校との接触があったり、選手どうしでも密になることは多いので、感染予防という面で安心感があります。

 

 以前はバレーボールをするときにマスクをする習慣がなくて、最初はつらいな、と思っていたのですが、これはつけているのがわからないくらい呼吸がしやすいです。汗をかいてもそこまで気持ち悪くなることはなく、洗濯もしやすいので楽ですね。

 

 

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